人にアドバイスをする時に重要なのは、大抵の場合、言っている内容よりもその人との信頼関係があるかどうかの方が大きい。
この信頼関係というものは、今までのその人とのやりとりで築かれるものだし、自分の今まで積み重ねてきた地位とか実績とかも大きくなってくる。
いい年をしてこれをわかっていない人は、とにかく人をむやみに不快にさせる人が多いね。
若い人達はまだまだ充分な経験もないだろうし、知ったかぶりをしてしまったり効果的な伝え方を知らなかったりするのは当然の事だと思う。貴方達の未来は明るいから少々のミスは笑って許せる。だからまああんまり失礼でない限りは大体はスルー出来るけれど、結構な年のおっさんがこういう事をすると話は別だね。
その人と信頼関係が結ばれていない時は、自分の意見が、その人にとって確信に突けば突くほど不快なものだ。そういう場合、それはアドバイスではなくただ自分の考えを押し付けているだけの不快なものになる。当たり前だけど、誰も他人を必要以上に不快にする権利はないからね。
だからいい年したおっさんが、見知らぬ人にむやみにアドバイスして自分の考えを押し付けようとすることほど、滑稽なものはない。
それを見るだけで、今までその人がどういう人生を歩んできたかどうか、他人とどう接してきたかと言うのがよくわかる。だからどんな立派な事を言われても心に響かない。
こういうおっさん連中はほとんどの場合、有害なので、出来るだけ近付かないこと。僕は個人的に喧嘩すらしたくないので、とにかく出来るだけかかわらないのが一番だと思ってる。