○ 行きつけのうどん屋で,ざるうどんをのんびり食べていたら,知り合いの校長が飛び込んできた。そして私が食べる速さの優に4~5倍の素早さでうどんをかき込み,あたふたと店を飛び出して行った。
諸問題が頻発し続ける中学校に勤務しているため,用事には事欠かないのかもしれない。日夜を問わず職務に献身する彼のような教員によって今日の教育界は支えられている。そう思うと欣快の至りであり,心深く尊敬の念を禁じ得ない。
(かなりウソ)
○ amazonに注文していた,
山崎 元『お金の教室』NHK出版 2011/05
が届いたので,少し頁をめくっていた。
ちなみに,同氏は私が信頼を寄せる数少ない経済評論家の一人で,私を投資稼業へと導いてくれた大恩人でもある。
さて同書の第一講(第一章)に,若い会社員A・B・Cが登場する。手短に特徴をまとめると,
A 積立貯金励行堅実派
B 人的資本充実積極派
C 資産運用早期開始発展派
といったところ。
さてこの3人,「あとがき」にも再度登場する。
C氏は,その後新規公開株で痛い目に遭うなどした挙げ句,借金を会社の退職金で清算することになった。ところが目鼻の効く同氏,「自分に損をさせた側は儲かっている違いない」と思い至り,その後金融マンとして大成功し,A・B両氏よりもはるかに大金持ちになった。
そして著者は次のように「あとがき」を結ぶ。
> 筆者は,読者が先輩 Cのような道を行くことを勧めるわけではないし,先輩 Cのような人間になるな,と言う気もない。
> 人間は,好きなように生きればいい。
全く同感である。
2件のコメントがあります
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おっしゃる通りですね。
夫や妻,あるいは保護者という社会的な役割を果たしながら,それを経済的にどう支えるかは,好きなようにすればよいということでしょう。
「○○は△△でなければならない」というステレオタイプ化した思考に束縛されている人って,結構いるように思います。現実を直視せず,原理主義的思考が先んじてしまうような人。
山崎氏の,クールで本当はとても優しいのだけれど,一種突き放したような論調,私は大好きですね。
なんだか、深い話ですね~。自分の生きたいように生きる。じゃないと後悔する気がします。
できれば、自分が生きたいように生きて、普通に生活できるくらいの収入もあると、さらに良いです。
というか、食えない(家族を路頭に迷わせる)ようでは、好きな道も何もありませんよね~。