関西に拠点を置く企業でも、パナソニックやシャープが相次いで最終赤字を計上するなど、東日本大震災の影響を色濃く受けた企業は多いようですが、JR西日本が前年同期比1.3%増の運輸収入を確保するなど、業種などで明暗を分けたようです。
村田製作所では、東日本大震災に伴う減収は、4~6月だけで120億円で、電力不足に対しては、来夏の生産体制を見据え、海外生産の強化などの対応策を年末をめどに決めるそうです。
カプコンの4~6月の売上高は前年同期比37.2%減、営業利益も22.9%減だったものの、震災の影響が大きいとみられていたアミューズメント施設は7.7%の増収となり、安近短の意識が働いたようです。
運輸収入が増えたJR西日本は、九州新幹線の全線開業効果が功を奏したようです。
通期での震災の影響は期初予想より70億円少ない130億円で済むと見込んでいるようです。
JR東海は前年同期比20%減と見込んでいた4~6月の運輸収入が、回復が順調だったことで同7.5%減となったそうです。
震災の影響は保守的に見込んでいた企業が多そうですね。