三越伊勢丹が、百貨店が得意とする化粧品やアクセサリーなどの雑貨を売る小型の専門店を駅ビル内の「エキナカ」に出店するそうです。
2012年春に都内で数店舗を出店し、５年以内に全国で数十店舗を展開する計画だそうです。
駅ビルを中心に店舗を展開し、売上げ増を目指すとのことですが、百貨店がエキナカで小型店を大規模展開するのは初めてのようです。
エキナカでは、ＪＲ東日本がターミナル駅を中心に「エキュート」などの名前で総菜や洋菓子、ファッション関連の商品を売る店舗を積極的に出店しており、利便性が高く集客力に優れているため、繁華街を中心に出店しているデパートが顧客を奪われる原因の一つになっているようです。
このため、三越伊勢丹は、独自の商品調達力を生かして売れ筋の商品を選び“逆進出”するとのことです。
面積はコンビニより一回り大きい200～300㎡程度に抑え、出店コストを下げるそうです。
店舗を小型化することで、品ぞろえも顧客の好みに柔軟に合わせることができるようです。
たとえ場所は良くても、いかに入りたいと思わせる店づくり、買いたいと思わせる魅力的な商品を揃えられるかでしょうね。
