今日はめずらしく酔っ払ってない。
まぁまだお昼前だし当然か(苦笑)。
リスペクトさんが参考になる日記と言うのを紹介していたので一言語りなくなった。
前に投資と投機はやっている行為は同じように見えても、まったく裏にある考え方は違って、でも大きなサイクルとしては結局は繋がっているといった事がある。
僕はプロのトレーダーではないし、相場だけで生活するなんてとんでもないけど、この3年間でトータルでは少ないながらも一応勝っていて、下手なりに少しずつではあるが、資金も増えている。
それで、なんとなく他の人の日記でも、この人勝ってるっていってるけど、実際はどうなんだろう?とかそういう事がわかるようになってきた。
基本的に違和感を感じる日記としては、根本的な所で矛盾してる人が多い。
まずトレードと投資がしっかり区別されていないというのが大きいかな。
投資家はあくまでもその企業の価値に注目する。現在の企業の株価と実際の価値が大きくかい離していると思える時に購入するのが投資家だ。
だから投資ならば、チャートやテクニカル要因なんて無視、ファンダだけに集中して、当然、ファンダが株価に反映されだすには時間がかかるので保有期間は最低でも半年から数年とか当然長くなる。
あと、この場合は期待ではなく、リターンを買っているというイメージだと思う。期待は短期で上がったり下がったりするが、リターンは年々積み重ねていくというのも大きい。だから時間がかかるんだと思う。これで最も有名なのがバフェット氏です。*参考になる本としては”バフェットの財務諸表を読む力”がお勧めです。
一方、トレードはあくまでも値動きです。それでトレードには主に2パターンあると思う。
*短期(デイ、スイング)
*中/長期(ポジション)
短期は、テクニカル要因だけで勝負する。なぜなら、デイやスイングに、その会社の長期的な収益力が反映されると考える事自体がおかしいからね。当然、短い期間での勝負なので、思惑がはずれれば損切りも必要。数日で利益が出るという前提で買ったのに、思惑が外れて20%急落した株を持っている事自体がおかしい。
逆を言えば、その急落した株が数日で回復すると思いますか?って話。思わないんだったらなんでまだ持ってるの?ってこと。このスタイルで有名なのはリバモア氏です。お勧めの本としては、”世紀の相場師ジェシーリバモアとか、日本人だったら勝率8割5分を目指す株価チャート練習帳(秋津学)等”かな。秋津さんのは古い奴(8割5分の方)がいいと思います。
中長期に関しては、テクニカルとファンダと両方が必要。なぜなら期間が長くなればなるほど、ファンダが反映されるからね。ポジショントレーダーはすごく簡単に言うと、投資家のいいとこ取りです。
投資家の様にやっているといつ上がるのかが分からないし、効率的ではないので、長期的なチャートを見て、株価に大きな変化が起こると思われる所をめどに利益率が高い、もしくは急上昇している銘柄を、主に数カ月、半年から数年の保有期間をめどに勝負する。これで有名なのがウィリアムオニール氏とかニコラスダーバス氏です。(私は株で200万ドル儲けた、オニールの相場師養成講座等がお勧め)
違和感のあるトレーダーの日記と言うのは、これらの大きな考え方がごちゃごちゃになっている場合が多いと思う。だからスイングなのにPERを気にしたり、投資なのに短期のチャートを見たりする。デイなのに損切りをしないとか、割高だといって空売りをするのも同じ。投資と投機の考え方を理解していたら取らない行動だと思うんだよね。