昔働いていてた職場で、同僚から貴方は合理主義者って言われた事があった。
その人は、1から100まで全て部下に指図して、それ通りにしないと満足できないような僕の大嫌いなタイプの人だったんだけど、そういう人にそう言われた事は結構意外だった(汗)。
その人いわく、とりあえず色々試して、効率を重視して、小さな失敗に固執しないからって言ってたと思う。
まぁそれはよくわかんないんだけど、確かにあんまり自分の意見に固執しないというのはあるかもしれない。結果が出て、それが上手くいきそうだったら、そっちに乗り換えるのは全然苦ではないんで。
そういう積み重ねで自分の考えがしっかりしてくるんだと思ってるから。
自分が思ってる事と、外で現実に起こってる事のずれを埋めないとね。
確かに色んな視点や主張がある事がわかる。
でもそう言う前に、もしくは言った後でもいいので、やはりちゃんとした具体的にデータを見ろよって思う。長期的に出ている傾向とかデータがある場合は特にね。
それで繰り返ししつこいぐらい日記でも言ってるんだけど、デフレや円高でもいいって言っている人は、ちゃんと今まで起こったデータを見てるのかって本当に疑問なんだよね。
国の借金はどんどん溜まっていくし、雇用問題はずっと悪化してるし、所得は年々少なくなってる。
その反面、すごい変な現象だと思うんだけど...
総務省の家計調査で見ると、2010年の国民の平均貯金残高は、1657万円(中央値は995万)、勤労者世帯は1244万(中央値743万)となってるんだよね。
でも1657万とか1244万円なんて言われても、そんなの嘘だって思うでしょ。周り見てもそんなにお金持ってないもんね。それもそのはずで、これはあくまでも平均値で、世帯的に一番多いのは100万未満とのこと。貯蓄額の多くが60代以上の世帯に集中しいて(62.4%)、逆に30代以下では年々貯蓄残高が減少している。
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/h22_gai4.pdf
このデータを見て、今までの日本政府がやってきた金融政策や経済政策に疑問を感じないのなら、あほと言うしかない。若い奴らで政治に興味がないとか言ってるのを聞くと、だからお前らはいつもいい様に使われるんだよって思う。
これを見て、高齢者の人達がこれからの子供の未来のために消費税を増税しろとか言っても、全く信用できないね。自分たちのこれからの生活のために悪いですがみなさんで負担して下さいって言うんだったらまだわかるけど。
やっぱりこういのを見ると、どんな立派な言動よりも具体的な行動だとつくづく思うね。