また為替が80円を切った。
まぁ、当然の流れだ。ただこれに関しては民主党よりも日銀の方がはるかに責任が重いと思う。そしてマスコミは何故かその日銀を非難しない。日銀はこのまま本当に傍観し続けるんだろうか。まぁでも今までの流れを見てると何もしないんだろうね。というか円高を望んでいる様にしか見えない。
どこかの大先生と同じで、本気で円高が日本にとっていいと信じてるんだろうか。
日銀は自分たちの完全な独立性を求めるが、その決断に対する結果の責任は取らない。自分たちの政策が失敗して企業収益が落ち込みたくさんの失業者が出ても、日銀の職員の給料が減給されてボーナスがなくなるという話は聞いた事がない。それどころかデフレの責任は自分たちにないとすら言っている。デフレはお金の量で決まるので、それを管理している日銀の責任がないというのはありえないんだけどね。
デフレを解決したければお金を刷ればいいだけなんだけど、そうすると、今度はなぜかインフレとかスーパーインフレを心配するらしい。それを調整するのが貴方達の仕事だろ? 高橋洋一先生じゃないけど、全くクレイジーだとしか言いようがないね。
デフレが続けば、2国間の物価上昇の差でその分円高になる。これをすごく簡単に説明すると、マクドナルドのハンバーガーが1ドル100円だとして、インフレ率が日本が0%、アメリカが2%だとすると、一年後に日本は100円、アメリカは1.02$となっている。ドルで換算すれば、1$が98円となり、2円円高となる(詳しくは、”この金融政策が日本経済を救うby 高橋洋一”を参照)。
日本はずっとデフレなのだから長期的には円高に傾いて当然なのです。という事は日銀は、円高が日本に利益をもたらすという事を本気で信じているということになるんだよね。