確実な麻酔法がなかった頃のエピソード
★首を絞めて、失神してから手術した
★白熱した焼きごてをガンの患部に押しつけ、悲鳴と伴にショック死させた
★雪上に横たえ感覚を麻痺させた後に四肢を切断した
1881年、胃の全摘出に初めて成功したウイーン大学・ビルロート医師の言葉
「外科医として大成するには屍の山を築かねばならぬ」
この後、ビルロートより80年も早く、
マンダラゲ(曼荼羅華)とヤマトリカブトを利用し開発した麻酔薬(麻沸散)で
乳がん手術をした華岡青洲の話が続く。
★「病気の日本近代史」
秦郁彦著 文藝春秋 1,762円+税
第一章 黎明期の外科手術
めちゃめちゃ面白い本に遭遇してしまった。
血わき肉躍るとはこういうことかも知れない。
参考書籍や文献もしっかりと記録されており、
かっぱえびせんのように次の書籍に触手が伸びるだろう。
秦氏の専門は、政治史・軍事史だという。
今回、医学史に初めて挑戦すると。
秦氏の書籍を初めて読むのだが、
彼の書いた書籍は、どれも面白そうなものばかりだ。
大きな勝負を市場に挑む時、
麻酔薬があればいいのに・・・とは思うのだが、
そのかわり酒があるので、まっいいか♪
PS:肝臓のために、ナンパオを半額でたくさん買っておきましょうw