いろんな会社の銘柄をずっと見てると、本当マーケットって面白いなぁと思う。
つい最近までバカみたいに強いサンリオみたいな銘柄が、ちょっと失速して元気がなくなったり、これでもかって弱かった電力株とかHOYAみたいなのが持ち直してきたりして、こういうの経過をずっと眺めてると、銘柄って人間と同じだなぁと思って自然とにんまりしてしまう。
自分は大勢で一方的に誰かを攻撃するという事が何よりも嫌いだし、こういう性格だから逆張りが向いてるんだと思う。
投機家は期待を重視して短期的に加熱している強い銘柄で勝負する。投資家は期待よりリターンに目を向ける事で、短期的に弱い銘柄をじっくり観察して明らかに実際の価値以上に株価が下落するまでタイミングをうかがう。
だから実際、投資家と投機家の行動は反比例するし、お互いのいいとこどりは出来ない。問題は、これがごっちゃになってしまうことで、そうなると、自分の強みを自分で消してしまうことになる。
イチローの以前のインタビューで、自分はパワーを今以上につけたいと思わないって言っていたのがすごい記憶に残っている。無理なウエイトトレーニングとかで下手にパワーをつけてしまうと、自分の最大の強みであるスピードを消してしまうことになりかねないからと言ってた。
これは投資家や投機家にとってもすごい参考になる考えだと思う。
