デフレが円高を招く

らいあんさん
らいあんさん

ダウが最近また戻ってきた。

 

ただ出来高を伴った反発じゃないので、ここらへんで一発フォロースルーが欲しい所だ。

 

しかし日本は為替がこれじゃあ本格的に上昇は難しかも。すっかり80円が見慣れちゃって違和感を感じなくなっちゃったからね(汗)。慣れというのは恐ろしい。

 

確か記憶では、多くの企業は84円ぐらいを目安にしてたみたいだから、これがずっと続けば輸出企業にはかなり深刻だろう。

 

こんな状態でバカな政治家達が言うように増税したら、更なる円高になってしまう。

 

二国間で物価上昇に差が出来ると、低い方の国は長期的な通貨高になる(高橋洋一 ”この金融経済が日本を救う”)。ここ10年のアメリカと日本の物価上昇とその為替を比較してみると、この事がよくわかる。

 

デフレと為替(円高)の関係とか知らない人も意外と多いんだよね。

 

 

 

6件のコメントがあります
1~6件 / 全6件

ネオプラネットさん、コメントありがとうございます。

 

非常に勉強になりました。

 

>そうなると、発券銀行である日本銀行が市中から国債を購入し、資金を供給することで円安になるというわけです。

 

ということは、今でも日銀が積極的に動きさえすれば、この異常な円高は緩和出来るという事ですよね。そういう意味では、日銀の無能さは際立っていませんか? 個人的な感覚として、日銀はいつもその場しのぎの対応で、そこにはちゃんとしたロジックがないので、マーケットが日銀を信用していないのではないかと感じています。

>当然、もっと早い段階から緩やかなインフレ指標に向けて財政政策と金融政策をうまく調節すれば、緩やかな円安になると考えます。

 

とりあえず目標を設定しようよって言ってるのを、何故あそこまでかたくなに反対するのか本当に理解出来ないんですよね。会社なら、ずっと売上が悪い営業社員に、10%upの目標などを上司は要求しますよね。嫌ぁ、そんな目標を立てたら流動的に行動出来ないんでって部下が断れないですよね(笑)。

 

ネオプラネットさんが考えているような急激な円安になってしまうというシナリオにならない事を祈ります(汗)。

トフラニールさん、コメントありがとうございます。

 

>米国はドルの供給量を2倍以上に増やし、ユーロも5割増やしたのに対して、円は1割程度しか増やしていないため

 

これじゃあデフレにして下さいと言っているようなものですよね(汗)。日銀はデフレには様々な原因があり自分たちには責任ないと言っている様ですが、じゃあ貴方達はなんのために存在するの?って聞きたくなります(苦笑)。

 

>この世代が今後数年でほとんど引退することが確実です。

 

企業も本当は派遣なんかに頼らず若手を育てていかなければいけないんでしょうが、今の経済情勢だと仕方ないのかな。そういう意味でも日本の政府や日銀の罪は大きいですね。

 

>国債の買い手が少なくなることは、国が新たな借金をすることが困難になるということです

 

こうなってくるといよいよ外資の出番でしょうかね。最近、中国も日本の国債を積極的に買っているという話を聞くので、正直怖いなぁと思います(汗)。

こんばんは、らいあんさん。

このままだと、更に円高が進むというのは、その通りだと思います。

60歳近い年代層は、お金を持っています。なので、あえて円高にしてお金の価値を上げたいのでしょうか…。

とは言っても、このままデフレを放っておくと、さらに税収が落ち込み、国債を更に発行する必要が出てきます。

今は金融機関に国債を購入する余裕がありますが、団塊の方々が生活のため預貯金を取り崩していくと金融機関が国債を購入できなくなると考えています。

そうなると、発券銀行である日本銀行が市中から国債を購入し、資金を供給することで円安になるというわけです。

これがとんでもない円安につながるかは、資金供給のタイミングによると思いますが、少なくとも円安に傾くと思います。

円安と言っているのは、デフレが続くあまり、終局的に国債発行不能に陥る可能性があると考えるからです。

当然、もっと早い段階から緩やかなインフレ指標に向けて財政政策と金融政策をうまく調節すれば、緩やかな円安になると考えます。
為替は難しいです。
(退会済み)

ライアンさん、今晩は

 

二国間の物価・・・

これは購買力平価ですね。時々チェックします。

 

円高の要因としては、2008年のリーマンショック以降に

米国はドルの供給量を2倍以上に増やし、ユーロも5割増やしたのに

対して、円は1割程度しか増やしていないため、需給の関係で円高に

進みやすくなっていると考えています。

 

 

日本の人口構成で最大のボリュームゾーンは団塊世代です。

この世代が今後数年でほとんど引退することが確実です。

 

そうなると、給与所得から年金所得に変わることになります。

 

これが意味することは、この世代は多くの預貯金を持っています。

 

年金生活となり預貯金を預けるほうから引き出す方に変わります。

 

国債の買い手の多くは銀行・郵貯ですが、預貯金の減少にともなって

国債の買い余力がなくなる。

 

国債の買い手が少なくなることは、国が新たな借金をすることが

困難になるということです。

 

 

 

こんにちは、ネオプラネットさん

 

コメントありがとうございます。

 

日本は年々GDPが下がっているのに、大企業の正社員や公務員の給料がそんなに下がっていないのは、その分を派遣社員達に押し付けてきたのも大きいと思います。ただこのままだと、いずれ正社員の人達にも影響が出始めるのではないでしょうかね。

 

>この流れを断ち切ることはできないのでしょうか。

 

政府が日銀にリフレ目標を設定してゆるやかなインフレを目指すために金融緩和などの具体的な政策を実行していくことが一番の解決方法だと思うのですが、今の増税推進派内閣では厳しいでしょうね。日本はずっとデフレが続いているのになぜ今インフレの心配をするのか、僕には全くそのロジックが理解できません。

 

>為替は最終的には、とんでもない円安になると予想しています

 

僕はこのままだと更なる円高になると思いますね。現在円が80円前後で、数年前から比べるとありえない円高になってますよね(汗)。今の時点で大幅な円安を予想するのは論理的ではないと思うのですが、その根拠はなんなのでしょうか?

 

もし増税したから確実に更なる不景気になって、それがデフレを悪化させて、結果的に円高の方向に向かうのではないかと思ってます。

 

>いずれ国債の返済に充てる国債を発行できなくなり、円は信用を失うときが

 

デフレが全ての元凶であるというのはその通りだと思います。それは日本が失われた10年で、積もりに積もった借金を見ても明らかです。ただ、現在の日本のソブリンリスク関連のCDSは100bp(ギリシャが確か1600bp)で、イタリアより低いとのことなので、ギリシャと比較したり、国家破綻と騒いだりするのはさすがにどうなのかなとは思いますけどね。

こんばんは、らいあんさん。

最近は、原材料価格が上がり、電気ガス料金の値上げ、小麦の値上げなどさまざまなもののコストが増えてきています。最終消費者に販売する企業は、販売価格を上げたくても、売れなくなるので値上げをせず身を切る企業もしばしば。
さらに増税、社会保障費の負担増で、可処分所得が減少。

可処分所得が減ると、さらにものが売れなくなるという悪循環に…。

資源に乏しい日本では、他国の情勢に依存せざるを得ないため、この流れを断ち切ることはできないのでしょうか。

為替は最終的には、とんでもない円安になると予想しています。

デフレが続くと、いずれ国債の返済に充てる国債を発行できなくなり、円は信用を失うときが来ると考えています。

少子高齢化に、産業の空洞化、医療費年金問題に、モラルハザード、新型うつ問題など、日本が立ち直るためにはいくつもの壁を乗り切る必要がありそうです。
依存から共存へ。頑張っていきましょう。
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