期待という部分を意外と見過ごしている投資家が多い

らいあんさん
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個人投資家の日記とかを読んでると、チャートとかファンダに関してはみなさんよく勉強されていて自分なんかより全然知識が豊富なので感心するんだけど...  ただ、株価における期待という部分に関してはノンタッチというかかなり軽視している人も結構多いと思うね。

 

株価を考える上で最も重要なのは期待とリターンの関係だから。

 

みんなの期待が上がればその分それが株価に反映されて、株価は上がり、割高になる。だから今の旬な銘柄は割高になっている事が多い。最新の技術とかホットな話題とかっていうのは長期の人が手を出してはいけない。なぜなら期待が大きくなりすぎていて、実際の価値よりかなり割高になっている事が多いから。逆に短期の人が勝負しなければいけないのはこういう銘柄でもある。

 

日本に関しても今投資家の期待が低い。多額の借金や大震災や放射能のダメージを考えればまぁ妥当なのかもしれない。だからこそ日経でもPERが10倍以下やPBR1倍割れの優良企業がたくさん存在する。

 

でも貴方がトレーダーじゃなくて投資家だったら、こういう時にいかなきゃどうすんだよっても思うんだよね。今は期待が低くて実際のファンダ以上に売り込まれているんだから、リターンと期待の関係でいけばかなりの割安になってる。投資家は値動きではなく基本価値で判断するんだからね。

 

みんなが悪材料などで不安になればなるほど、その期待は下がるので、当然、株価も下がり割安になる。逆に、みんなが熱狂したり、期待すればするほど、株価も上がり割高になる。

 

すごいシンプルなんだけど、これを理解しておけば、おのずと自分が取るべきスタイルが見えてくるんじゃないかな。どれを取るかは貴方の好みだからね。もっと言えば、短期トレードにしても長期にしてもそれぞれの強みとか弱みがあって、その中で個人がどれを選択するかだけなので、いい所どりなんてものはないんだよ。

 

だから短期トレードは儲からないとか逆に長期は非効率でダメとか言っている人達は、マーケットにおけるベースの部分を理解してないんだろうなぁと思う。

 

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