☆株を始めたばかりの方へ④（スランプ・たられば解消法）

[kabukabumanさん]

投資をする人は満足することより後悔することの方が圧倒的に多いと思います。

そこで今日はメンタル面について過去の日記を纏めながら書いてみます。

＜たら・れば解消法＞
投資に「たら・れば」は付き物ですが、「たら・れば」が多いのは裏返せば失敗が多いということですし
「たら・れば」は「後悔」と同じ意味ですから投資に限らずあまり多いのは問題です。
しかもこの「たら・れば」、個人投資家にとっては意外に大敵です。
なぜなら後悔を引きずると次回以降の取引判断に支障を来たす恐れがあるからです。
株式投資の後悔がもたらすものは焦りと自信の喪失で、これが最も怖い負の連鎖を招く原因になります。

「たら・れば」は自分自身に対する言い訳に過ぎません。
大抵の場合実行しようと思ったのにやらなかったか、やるべきことに気付かなかったかのいずれかです。
つまりベストを尽くさなかったことが主たる原因で起こります。

 

但しやろうと思ったのに決断出来なかった場合と

やるべきことに気付かなかった場合では違いがあります。
先ず前者の対処法ですが、決断力を幾つかの要素に分けて考えれば解かり易いと思います。
決断力は　①物事を順序良く整理する力　　②思考を継続する力

　　　　　　  ③情報を取り出す力　　　　　　　 ④情報を応用する力　　に分類出来ます。
株式投資の場合、①順序良く整理する力はマニュアル化によって補うことが出来ます。
つまりマイ・ルールを細かく決めておけば良いのです。

②思考を継続する力に関しては売買の範囲を狭めることで思考の分散を防ぐことが可能です。

例えば超短期投資ではワントレード一銘柄と決めて売買するのも一つの方法でしょう。
次に③必要な情報を取り出す力はどのタイミングでどの様な情報が必要か
さらにどう対処するのが良い選択かといったことを、予めマニュアル化しておくことでカバー出来ます。

その為には何度も言いますが体験の記録が重要になります。
④応用力を養うことはひじょうに難しく場数を踏むしかありません。

ですからマイルールをきちんと決めることで①～③の要素は必ずクリアしなくてはなりません。

ところで投資でベストを尽くすということは投資する前の事前準備や

投資後の売買判断にベストを尽くすということです。
ですから四季報の評価や決算書を斜め読みした程度で株を買ったり

損切りや利確を怠ると100%後悔します。
資金管理などにマイ・ルールが必要と言われる最大の根拠はそこにあります。

さらに失敗を恐れず、失敗から学ぼうという気持ちになれば迷いも後悔も薄れます。
投資は自己責任と言われる様に最終的に判断し決断を下すのは自分自身ですし

またそうしなければ成長もありません。
しかも判断力は経験に比例しますから

自分自身の成功体験や失敗を事あるごとに記録・検証することが大切で
そうすることで判断力や決断力が自ずと強化され自信に繋がります。

いずれにしても常にベストを尽くすこと。
これが「たら・れば」解消への近道であり、同時に投資で成果を上げる為の基本でもある訳です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

＜スランプの原因と対処法＞
買えば下がる、売れば騰がる、何をやっても結果が裏目に出てしまう。
こいう状況が全てスランプと言えるかどうかは疑問ですが

いずれにしても裏目が続く場合は必ず原因があります。

一つはスランプ以前の問題、即ち　①経験不足や勉強不足　②判断力や決断力の欠如　です。
つまり自らの判断に自信が持てない為に

強気になるべき時に弱気になったり、弱気になるべき時に強気になったりする訳です。

そしてもう一つの原因としては
①間違った相場観をインプットしている　②銘柄を過大（小）評価している　などが考えられます。
これが投資に思い込みは禁物と言われる所以で

間違った情報を基に投資すれば結果が裏目に出るのは当たり前です。
余談ですが、銘柄を過大評価する人の典型的な例はH.Nに銘柄名を使う人です。
Yahooの株式掲示板などで時折見掛けますが、銘柄に惚れる人はズバリ投資には不向きです。

ところで間違った相場観を持ってしまうのは情報元が常に同一であったり

情報の間口が少ない場合にも起こります。
また情報量が多くても発信元や情報の内容を充分精査せずに判断すると同様の失敗に繋がります。
少なくとも個別銘柄に投資をする時は、当該企業の経営理念や本業の将来性、事業内容、収益性

財務内容、ステークホルダー、他社との相対比較くらいは全て頭にインプットしておくべきです。

それでは不幸にしてスランプ（ドロ沼）に陥ってしまった場合の脱出法を自己流ですがご紹介します。
因みにスランプ以前の問題を抱えておられる方はもう一度基本を勉強し直し
バーチャル投資など出来るだけ授業料を払わなくて済む方法で経験を積みましょう。

＜１＞思考回路をポジティブに保つ
人はスランプに陥ると思考回路がネガティブになり易いので、なかなか悪循環を断ち切ることが出来ません。
特に物事を全て悲観的に考え易くなるので常に弱気が先行して正常な投資判断が損なわれるのです。
そこで思考回路をポジティブに切り替えることが鍵になりますが、その方法は大きく分けると二つ有ります。
一つは成功体験を頭に描くこと、即ちイメージトレーニングです。
成功体験を思い起こすことは、メンタル面で自信を取り戻すきっかけになります。

もう一つはリフレッシュすることで、これに関しては皆さん個々に手段をお持ちだと思いますが
ストレス解消に最も有効な方法は緑に接することというデータが有りますので一応ご紹介して置きます。
但しゴルフ場の緑は例外です。スコアが悪いと緑を楽しむ余裕など無く

むしろストレスが増大するので要注意です。
思考回路がポジティブになれば（悲観的な考えが後退すれば）

判断力が復旧することは脳科学でも証明されています。

 

＜２＞分散投資よりもリスクヘッジを優先する

いくら分散投資を行っても、うまく行かない時はどうしようもありません。

それどころか銘柄数が多くなればなるほど損失が膨らむ可能性があります。

難しい相場環境の場合も同様ですが、スランプに陥った時は

先が見えて来るまで両建てや売り買い分散などの方法でリスクヘッジを行うのが賢明です。

負けが続くとどうしても一気に取り戻そうとして、敢えてリスクを背負いたくなるものですが

こういう時こそより冷静に対処しなければ傷口を広げる結果を招くことになるでしょう。

 

＜３＞意識的に強気と弱気を逆転させる

前述の通り、スランプに陥っている時は強気と弱気がチグハグになっていることが多いので
思い切って自分の考えと逆の行動を起こすと良い結果に繋がることがあります。
例えば買いと判断した時に売り、売りと判断した時に買うといった具合です。
但しこの方法は大きなリスクを孕んでいますから最後の手段だと考えて下さい。
いわゆる逆転の発想ですが、悪循環を断ち切る為には時に冒険が必要な場合もあると思います。

＜４＞休むも相場
これが最も確実なスランプ脱出法でしょう。
株で儲けてから旅行しょうという考え方ではなく、儲ける為に旅行してリフレッシュを図る。
そんな発想が持てる様になれば二度とスランプに陥ることは無いでしょう。
いずれにしてもスランプから抜け出す為には何らかの変化を求めることが大事だと思います。

[こぶらさん]

こんばんは！

 

赤線のところ、ほとんど当てはまります。。。こわい。

心臓バクバクです。

 

あー、むつかしい。

おもい。

避けては通れない。。。

むつかしい。

 

ありがとうございました！

[seasonspageさん]

初めまして。

書いてあること、とても参考になりました。

「分散投資よりもリスクヘッジをを優先する」

私は分散しすぎてた気がします。

なるほど、気をつけたいと思います。

書いてある通り、株は感情のコントロールの部分が難しいですね。株価の動きで、かなり心が揺さぶられるので、するべき時に損切りができてなかったり、利益確定するべきところでできてなかったりします。

 

株をやりだした当初は売買は少しだけでいい。。と思ってやってましたが、損が続くと、今までの投入資金を取り返そうと思って、気付いたら結構なお金をつぎ込んだりしてました。よくないとはわかっていたのですが、感情のコントロールができなかったので、何か変な中毒になってた気がしてました。

 

一旦ゆっくり休んで、検証をもうちょっとやってからやろうと思います

[kabukabumanさん]

こぶらさん、コメント有難うございます！

 

別にコブラさんを脅かすつもりはありませんが

あまり沢山心当たりがある様だとちょっと心配になりますね。

それでも「みんかぶ」には百戦錬磨の方々が大勢おられるので

いろいろな方の知識や考え方を吸収されたらいいと思います。

 

私の投資歴もそんなに長い訳ではありませんが

デビューした頃は殆ど独学で、というか孤独の世界だったので

自分の失敗を糧にするしか前へ進む方法がありませんでした。

お蔭で人一倍多くの失敗例を糧にして今も生き残っています。

それに比べれば同じ初心者の方でも「みんかぶ」の会員さんは

恵まれていると思いますよ。

頑張って力を付けて下さい！

[kabukabumanさん]

seasonspageさん始めまして。コメント有難うございます！

 

仰る通りでメンタル面では感情のコントロールが全てといってもいいですね。

私も最初の頃は随分苦労しました。

一番困ったのは逸る気持ちを抑えることでした。

どうしても買いのタイミングが早くて損切りと塩漬けを繰り返したこともあります。

 

そんな私が偉そうな日記を書くのはおこがましいのですが

株を始めた当初は多くの人が同じ様な道を歩むのではないかという想いと

私自身が日々勉強しなくてはならないレベルなので

自分自身への戒めも兼ねて時々投稿しています。

 

これからもよろしくお願いします！