前も言ったと思うんだけど、電話の販売促進業務(アウトバウンド)って本当にトレードに似てると思う。
電話をかけても興味を示してくれるのは、まぁ10件に1件あるかないか。
中には冷たくあしらわれたり怒られたりもするので、そういうのが続くと、なんか自分自身を否定されてる気がする。今の職場で、この仕事をしているのは僕だけなので、こういう仕事を社員がやりたがらないのは無理もないことだと妙に納得する。
でも電話で冷たくされたり、怒られても、それは基本的に自分自身に原因があるわけでもない。まぁ客にも客の都合があるしね。あくまでもお金をもらって自分の仕事をこなしているだけ。もちろんこちらが失礼な事を言ったり、間違った情報を伝えてしまった時は別だけど。
だから、落ち込んだり、気分がへこんだりする必要はないっていうのは頭ではわかっているんだけど、それでも人間には感情というものがあるので、気分が沈む時がある。これは本当にこういう仕事をしている人にしかわからないだろう。
この感覚って損切りの感覚にすごい似てるんだよね。相場の浮き沈みをなぜそこまでパーソナルな事柄として考えるのか?ってのと同じ。よくよく考えると本当ナンセンスなんだけどね。
あともう一つの間違いが、無理に成功率を上げようとすること。
1/10の成功率を、なんとか2件、3件に出来ないかと考えるんだけど...
全くその気のないお客さんにあれこれを無理に勧めても、クレームが増えて事態をややこしくするだけ。
本当はその少ない1件の話を比較的聞いてくれる人に出来るだけ丁寧に対応して、なんとか結果を残すという事に尽きると思うんだよね。
これもすごいトレードに似てると思う。