昨日のメルトスルー…ニュースを見て、本当に頭がクラクラしてきました
個人的には、今までのニュースと比べるとかなりのインパクトだと思うのですが、あまり大きく報道されませんね。
『溶融核燃料は圧力容器を貫通して、格納容器内に落ちて堆積している状態』と言ってます。でも、厚さ16cmの圧力容器を貫通した高温の溶融物体が、厚さ3cmの格納容器に収まっていられるわけ?そうは思えないんですけど。
京大原子炉実験所の小出先生が、インタビューに答えている動画です(Ustream ; 6/7up)
2部に分かれていて、合わせて80分間くらいです。前半はあまり音声が良くないので、聞き取りにくいけど…。
第2部の28分くらいから『格納容器をも貫通して、溶融燃料は地下に潜って行ってるのではないか』という話 → そうするとどうなるか、またその場合の対策はあり得るか、に言及されてます。
それにしても。
状況がよくわからないときは普通、可能性があるシナリオをいくつか用意し、それぞれシミュレーションしてそれに応じた対策を講ずるものではないのですかね?私はメーカーにしか勤めたことがないけれど、少なくとも何かトラブルが起きた時は、そうして一つ一つ検証するというやり方をしてましたけど…。
それとも、開示されていないだけで、東電や保安院にはこの状況に至るシミュレーションがあったのでしょうか?
誰も本当のところは見に行くこともできないけれど…本気で背筋が寒くなりました。。。