期待や予想が投資判断を狂わせるのは当たり前のことなので今更という感じですが
今回の決算でちょっとしたミスを犯してしまったので反省の意味を込めて日記に書きます。
投資家は個別の銘柄に期待したり業績や株価の予想をしますが
そこに落とし穴があることを知って置くべきしょう。
但し期待や予想をすることが悪いのではなく、思い込んでしまうことが危険なのです。
例えば特定の銘柄を買う前提で調査分析すると
その時点で市場の評価を上回る期待をしてしまう恐れがあり
買いたい気持ちが強ければ強いほど個人的な期待度と
市場の期待度とのギャップが広がって行きます。
そうなると株を買ったその日から思い通りに上がらない株価に首を捻ることになります。
ここで冷静な人はすぐに間違いに気付きますが、期待が大きいと気付くのが遅れ傷口を広げてしまいます。
つまり株価が予想通りに上がらないと「そんな筈はない」という気持ちが先行する為に投資判断を誤るのです。
中でも最も危険なタイプは株式掲示板などで時折見掛ける、ハンドルネームに銘柄名を使っている人で
こういう人は業績や株価動向に関して自分勝手にストーリーを描いてしまう傾向があるので要注意です。
結局株価は自分の考えではなく他人の考えで動く訳ですから
個人的な期待や予想はむしろ邪魔者でしかなく
素直に期待して良いのはポジティブ・サプライズが発表された当日だけだと思います。
要は自分の期待度と市場の期待度にギャップを感じたら、速やかに方向転換することが重要です。
特に初心者の方は知らず知らずのうちにこの様な落とし穴に嵌る危険性が高いので注意して下さい。