今週に入ってからというもの,各企業の3月決算の発表に伴い,その分析,売買方針の検討,売買,アラートの設定や見直しなどに結構な時間を費やしている。今期の発表により,運用資産の少なくとも 1/3以上は,投資銘柄を入れ替えることになるだろう。
今まで何度も損切りはしてきたが,後ろ髪を引かれ,些か躊躇しながら,であったことは認めざるを得ない。しかし最近思うところがあり,ほとんど感情を交えず,スパッ,スパッと損切りができるようになった。思うに,例えば損切りしたからとて,私の今日明日の生活に何か困ることが生じるわけでは無い。
ロスカットした分は,また別の銘柄で取り返せば良いだけの話。影も形も色も臭いも無ければ,ましてや義理人情のかけら一つ無い,単にコンピュータの画面上の数字に過ぎない「株式」に,片思いしても詮無い。かの Warren E. Buffett も確か言っていたな,「株は,別にあんたのことなんか知らねぇよ」という意味のことを。
さて決算発表云々でコンピュータに向かう時間が増えた分,些か運動不足(の方が,株式投資より遙かに重大な問題)を感じ,今日午後サイクリングに出かけた,小雨降る中。
私:ちょっと運動がてら,自転車に乗ってくる。
妻:雨は?
私:降ってるけど,別に構わない。
妻:そう。
愚妻の素晴らしいところは,余程のことでもない限り私の意思決定や行動を邪魔しないし,また口うるさくないところである。
因みに私は,おしゃべりな女が大嫌いである。口を開く回数・時間が増すにつれ,話題の内容の程度・面白さ(内容を伴う興味深さ)は反比例して減少していく,という歴然たる経験則がある。
それはさておき,小雨降る中1時間ほどサイクリングしてきた後,またぞろ自転車でサウナに出かけた。合わせて,一時間半の自転車。私は,持病や特に悪いところはないのだが,この程度の運動をすると翌日体調がさらに良くなるのを実感できる。身体が軽く感じられる……等々。
頭・身体双方をバランス良く動かすことによって,それぞれがさらに上手く機能するようになる。人間は動物なのだから,頭・心,そして身体を適切に作動させる,そしてその先にこそ人間らしい幸福があると信じて疑わない。