東電原発補償について。

花野山 裏道さん
花野山 裏道さん

 解せません。

 そもそも、今回の原発問題は人災ではないのか。自己の利潤のあくなき追求のため、最優先されるべき国民の安全を軽視した結果ではないのか。もっと早い段階で廃炉の検討(決定)をしていれば、別の結果があったように思えてならない。

 世間では「やむなし」とのムードが台頭しているが、どうも解せない。

 補償問題は、あくまで株式上場企業である東電固有の問題。

 復興の名の下に国民に負担を求める話ではない。

 しかし、声高に異を唱えると、国民こぞっての人助けムードに反論しているひねくれもののように受け取られかねない昨今の情勢。

 そもそも、東電、株式持合いをしている融資元の金融機関、さらに株主、この三者の負担が最優先されるべき話ではないか。

 この当然の理論を、適切な金融システムが保てないとの理由で簡単に排除し、さも人助けの延長のような趣旨のすげ替えをして、国民を欺く東電・国の手法にはどうも賛成できない。

 しかし、残念ながら、その方向に動いているようでなんとも歯がゆい。

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