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日銀が金融緩和措置に伴う損失の発生に備え自己資本増強へ
日銀が2010年度決算で当期剰余金(一般企業の最終利益に相当)の自己資本への繰入率を引き上げる方向で検討しているようです。
社債買い取りなどの金融緩和措置に伴う損失の発生に備え、自己資本を増強し、財務の健全性を維持するのが狙いのようです。
日銀は通常、剰余金の5%分を法定準備金として自己資本に繰り入れ、残りの大部分を国庫に納付していますが、自己資本比率は2010年9月末現在7.43%で、健全性の目安とする8~12%に達していません。
2010年10月に基金を通じた社債などの買い取りを決定しましたが、購入した資産の価格が下落して損失が出れば財務の健全性を損なう恐れがあると判断したようです。
日銀の自己資本比率は今まであまり気にしたことはありませんでしたが、8%を切っていたとは知りませんでした。
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関連銘柄:
日本銀行(8301)
自己資本が少なく、負債である日本銀行券が刷れない理由の一つでした。
これで、たくさん刷ってほしいです。
この自己資本の問題はリーマンの後良く言われていたことです。
日本銀行券を刷りすぎてしまうと今度はインフレになりかねないので、さじ加減が難しそうですね。