今日は酔っ払っていて機嫌がいいので、ちょっとサービスしてあげよう(笑)。
まぁ知ってる人も勿論いるだろうし、大した話でもないかもしれないが、中長期で株式投資をやるにあたって知ってると得をする話です。
それは何かと言うと、
よくみんなが株価が下がると思った時ほど、思ったほどなかなか下がらなかったり、これは上がるしかないと思った後に急落したりすることがあるよね。
なんでって思うでしょ?
でも金融のロジック的にはちゃんと説明がつくんだって。
シーゲル博士の”株式投資の未来”って本の中で、”株価が大きく上がるのは、その企業(もしくは国)の増益率が投資家の期待を上回る時だ。”という事が語られている。
増益率そのものではないと言っているのがポイントね。
これをちょっと色々考えると結構面白くて、
みんなが下げると思ってる時は、大体不況だとか大災害だとか悪いニュースが流れているので、みんな過度に悲観的になっていたりする。で、そういう時は言うまでもなく、投資家の増益率に対する期待っていうのは低くなり、株価もそれを織り込んで下落したり軟調になる。でも株価がそれで下落するとその分実際の配当の利回りは高まるので投資家のリターンも高まるということでもある。
リターンが高まれば当然買われやすくなるよね。だからどこかのポイントで上がりだす。
一方、急騰しているときは、これと逆のロジックが働く。
良いニュースばかりが流れ、みんなの期待はどんどん高まる。株価は更に高騰する。期待が高くなるにつれ、好決算が出ても投資家はさほど驚かなくなる。株価は更に上がるかもしれないが、その一方で投資家のリターン(配当利回り)はどんどん下がっていく。投資リターンが低くなれば、当然売られやすくなるので、何かのきっかけで急落する。
投資家のその時の利益に対する期待が株価を短期で上下に変動させる。それにより配当利回りが上がったり下がったりする。別の視点から言えば、配当利回りがある程度長期の投資家の買いのポイントを教えてくれるということね。この三角関係を意外とみんな知らなかったりする。
まぁこれは超短期のトレーダーにはあんまり関係ないかもしれないけど(汗)。
結構シンプルだけど、実践的で役に立つ話だと思う。
「自分は長期投資家だから」って言ってて、このロジック知らない奴はまぁ偽物だね。