人生万事塞翁が馬なのか?
http://wpb.shueisha.co.jp/2011/04/13/3963/
4月12日、とうとう福島第一原発の放射能漏れ事故は、その危険度を示す度合いが、最高である「レベル7」に引き上げられた。これに並ぶのは、もはや1986年のチェルノブイリ原発事故しか存在しないため、「過去最悪レベルの原発事故」と認定された形だ。
海外でもこのニュースは速報として伝えられ、さらに注目が高まっている。そんななか、こうした報道が思わぬ影響を及ぼしている問題がある。
「震災前までは、日本の山林を中国人が買い漁っていたという報道がよくされていましたよね。彼らの目的は日本のキレイな水を得るための水源と、将来的にCO2(二酸化炭素)の排出権を売買するための森林を得ることでした」(農林水産省のキャリア官僚・T氏)
昨年末に報道された、中国人による日本の土地買い占め問題のことだ。具体的に対象となっていたのは、北海道や富士山周辺など自然が多い地域。しかし、そんな中国人たちが、震災後の放射能汚染問題により、その土地を手放し始めているという。前出のT氏が、こう証言する。
「今回の原発事故で、日本中が放射能に汚染されてしまうかのような誤解をする中国人が増えた。そして、彼らは売却を始めたのです」
日本ではあまり取り上げられないが、水は一大ビジネスとして将来的には100兆円以上の市場規模を持つとされ、各国の利権争いが激化している。中国人による日本の土地買い占めもこうした需要を見込んでの行動と見られ、農林水産省は危機感を抱いていたという。
これも風評被害の一端なのかもしれないが、日本のためには結果、良かったのかもしれない。”
福島第一原発の事故が起こってから悪いニュースばかり流れていますが、これだけは救いが感じられるニュースですかね。
こういった自然環境こそが未来の子孫へ残すべきものでしょうから。