買えば下がる、売れば騰がる、裏目続きでいい加減嫌になる。そんな経験はありませんか?
しかしこういう時は必ず原因がある筈です。
例えば売るべき時に買い、買うべき時に売ったり、売るべき時や買うべき時に決断出来ず見送ったりするのは
大抵の場合強気と弱気がチグハグになっているのです。
つまり強気になるべき時に弱気になり、弱気になるべき時に強気になっている訳ですが
こういうことが起こる理由としては
①間違った相場観を持っている ②銘柄を過大(小)評価している
③経験が少なく判断に迷う ④判断力や決断力が鈍っている ことなどが挙げられます。
①間違った相場観を持つのは特定または少ない情報に頼ってしまうからで
情報元が常に同一であったり、より多くの情報を集める努力を怠ると偏った相場観を抱き易くなります。
②売買する銘柄を先入観で評価すると、株価が予想とは逆に動いた時に傷口を広げる恐れがあります。
特に銘柄に惚れ込むのは大怪我の元で、客観性が投資家にとって不可欠な要素です。
③常に判断に迷う人はズバリ経験不足です。バーチャル投資を繰り返し本格デビューに備える段階でしょう。
④頭がボーッとした状態では正常な判断力が働く訳がありません。そんな時はちょっと休みましょう。
風邪で高熱があってもPCの前に座ろうとする人は、風邪を治すよりも先に株中毒を治すべきです。
結局強気と弱気が噛み合わないのは自分の判断に自信が持てないからです。
自信がないから迷って失敗し、失敗するからさらに自信を失くす、そんな負の連鎖がスランプです。
そこで自己流のスランプ脱出法をご紹介します。
①成功体験をイメージする
全く無いという方は困りますが、小さな成功例でもいいから思い出して下さい。
これは思考回路をポジティブに切り替える為で、判断力や決断力を取り戻す最善の方法です。
また忘れ掛けていた成功体験を思い起こすことで、メンタル面で自信を取り戻すことが可能です。4
②意識的に強気と弱気を逆転させる
自分の判断と逆の行動を起こしてみることです。
例えば買いと判断した時に売り、売りと判断した時に買う。
少々荒療治ですが裏目が続いているのであればその裏を掻いてみようという作戦です。
万一それすら裏目に出たとしても悲観する必要はありません。
何故なら通常の判断が正しかった訳ですから、自分の考えにもう一度自信を持てば良いのです。
③休むも相場
これが最も有効なスランプ脱出法かも知れません。
儲けてから旅行するより儲ける為に旅行する。
そんな発想が出来る様になればスランプとはオサラバです。
いずれにしてもスランプを抜け出す為には変化を求める事が重要です。