日本文学の日経平均とは?

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん

★「作家とは何か ~小説道場・総論」

  森村誠一著 角川oneテーマ21 705円+税 2009.4.10初版

 

P.172より

日本文学の日経平均のような夏目漱石ですら、

「坊っちゃん」以外は、

人が有り難るほどの感銘やインパクトは受けなかった。

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なんという面白い表現なんだろう。

 

きっとそれくらい標準的な日本文学という意味なのだろうが、

躁とうつとを繰り返していたという夏目漱石を、

上げ下げ気性の激しい日経平均に例えたようにもみえるから面白い。

 

座布団一枚だね。

2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
こんばんにゃ~♪

オイラは全部読んではいないのですが、
その昔TVの特集で、
漱石は躁とウツとで作風が全く変わると言っていました。
nyajyaraさん
こんにゃちは。

nyajyaraには夏目漱石の「こころ」が、一番インパクトがありました。

躁鬱病だったのですか・・・だから、「こころ」みたいな作品ば生まれたのですね。納得です。
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