長期投資における誤解

らいあんさん
らいあんさん
長期投資家の日記をみてると、なぜか、”素人は短期投資では損をする”、”カモにされるので手を出すな”みたいなことが書いてあるのでうんざりする時がある。

あんたが短期投資が嫌いなのはわかったけど、それを他人にまで当てはめるなよって思う。

そもそも長期投資だったら必ず儲かるのか? 長期投資が短期投資より優れているとか簡単だという根拠はどこから来ているのだろうか。

こう言うとお決まりのバフェットが出てくるけど、バフェットは緻密な企業分析をしてこれだと思う企業がマクロ的な要因や市場のショックにより大幅に下がった時に大量に買う。なのにこの人達の多くはそういう時に”いやまだまだ下がるぞ”と言って更に悲観的になる。お前らがバフェットを語るなと言いたいね。

僕が思う短期投資の一番の利点は経験を積めることだと思う。もちろんそれが負ける経験であってもね。小さく負けることは逆に次につながるので小さな成功だから。

例えば一年間で、10万円負けたとする。長期で持っている人は一つの銘柄をずっと持ってて塩漬けになってる状態。スイングとかしてる場合はトレード数において少なくとも2~30トレードはあるだろう。そういう時、色々やって同じように損をするんだから短期トレードなんて意味がないって言う奴がいるけど、どちらがいいかって言ったら自分の場合、間違いなく後者だね。

なぜなら結果は同じでも積んでいる経験の量と質が違うから。短期の場合はその10万円の損をするに至るまで、痛い損切りを何度も繰り返し、試行錯誤や自問自答、迷いなど様々な事を経験をする。上がったら上がったらで今度は欲が出るので売る難しさも経験する。この積み重ねは一見無意味に見えるけど、必ず今後のトレードのベースになる。

長期の場合は大抵のケースでずっと下がった銘柄を寝かしているだけだろう。そして今は我慢のしどきとかいつか価値が見出されるみたいな事を叫んで現実逃避している人もいる。ずっと塩漬けだと苦痛しか残らないし長ければ長いほどその痛みはマヒしてしまう。同じ10万円でも痛みの質が違う。

もちろん長期投資、短期投資とそれぞれ良いところと悪い所がある。でもどちらがすぐれているかとか言うのはナンセンスでただの無知から来る偏見だと思う。

要はメリットとデメリットをみてどちらを貴方が選択するかということに尽きる。
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