う~ん、しかし日経もダウも下げないなぁ。騰落レシオが145%って何? 久しぶりに見たね、こんな数字(汗)。
ここまで来るとダウがドカ下げした時どうなるかですね。トリガーが引かれれば結構売り方にとっては面白い相場になりそうです。
ところで昨日紹介した上念司さんの著書、”日本は破産しない”ですが、あれから色々と反論が載っているレビューやブログを見つけました。
簡単にそれらの指摘をまとめてみますと、
そもそも日本の今の問題は、このままいけば、国民の総資産額を国の借金が上回る場面がやって来ること。そうなるともう内輪同士では借りれなくなり、その場合にどこから資金を調達するのかが一番の問題。
国のバランスシートの流動比率が300%もあるので大丈夫とあるが、それはあくまでも理論上の事で、国の持つ流動資産が一年以内にすぐに現金化できるという保証はない。
日本は世界最大の対外債権国とあるが、これも緊急時にすぐに回収は出来るものではない。
変動相場制の国は固定相場制を取っている国と違ってドルに対する足かせがないからお金をいくらでも刷れるとあるがこれは暴論。そもそも経済大国がお互いに国際協調しないで自国の都合だけど無作為にお金を刷ったら変動相場自体がなりたたなくなってしまう。マーケットの需給関係が壊れてしまい機能しなくなる。
またいくらでもお金を刷ることで借金が解決出来るならば市中に国債を出す意味自体がなくなる。中央銀行が国債を丸のみすればいいというのは非常に危険な発想だ。
日銀の資金供給量が少ないという点では同意。為替介入と資金供給の組み合わせが大事だというのはもっともな意見。
まぁ確かにそうだなぁと思う反論もありました。この辺りはまた時間のある時に考えてみたいと思います。