僕は騙されていた

らいあんさん
らいあんさん
何故か日本人には日本に将来はないと嘆く人達が多い。

だからリスペクトのカメコさんが言うように世界一安全な国から抜け出して戦争が起こるかもしれない韓国なんかにこの時期にお金を出してまで旅行に行こうとする人達がいるんだろうね。

他の国と比べてもこんな恵まれている国はないのになんでこんな自虐的で無知な人達がいるのは本当に不思議だ。

でもやっぱりテレビとか見てると、こういう人達を作り出しているそもそもの原因はやっぱりマスコミの責任がかなりあると思う。

なぜかマスコミの多くは”日本には未来がない”というようなメッセージを出すのが好きだから。特に報道番組はひどい。ニュースなどで流れる国家破綻論とかそれに伴うハイパーインフレー説とか不必要に中国を持ち上げる人達なんかがこの代表例だと思う。

初めは経済に精通している専門家や頭のいい人達が言っているんだから、これは本当に日本は大変だと思ってたんだけど、それと同時にどうしてもそれを実感できない自分もいた。だってそれからかなり時間が経つけど国家が破産する気配なんて全くないし、まぁ要するになんかどこかで”ちょっとそれはおかしいじゃない”って冷静に語りかけてくる自分もいたわけだ。これはやっぱり自分がトレードをしている事が大きいと思う。トレーダーは市場と言う現実を見ないと生きていけないからどうしても嘘に敏感になる。

それで何となく色んなアナリストとかの意見とか見解を見てたんだけど、どうしてもなんかそのもやもや感みたいなものが消えなかった。

それで今週、本屋に行ってなんとなく立ち読みしていると、上念司さんの著書、”日本は破産しない”がたまたま目に付いたので、パラパラとめくってみて、ちょっとした感動と衝撃を覚えた。こんな本に出会えて本当にツイテルと思った。

特にそう感じたのが、この本の中で出てくる、よくニュースで流れる”国民一人辺り約710万円の借金を背負ったことになる”みたいな常套文句に対しての説明。

国民一人辺り何百万の借金とかって聞いてなんか正直ピンとこなかったんだけど、ピンとこない感覚のほうがそもそも正しいという事に気付いた。なぜなら国債って借金をしているのは政府であり、国民や企業はお金を貸してるんだから債権者になるんだよね。ということは政府にとっては負債でも国民にとっては資産ということになる。だから国債が国民の借金というロジックはどう考えてもおかしい。当たり前のことなのに、なんでこんな事を指摘されるまで気がつかなかったんだろうか。思い込みって怖い。

他にも色々と今まで自分が疑問にすら思わなかった事に対する指摘がたくさんでてきて、なんかちょっと浄化された気分(笑)。デフレ時に増税することがどれだけ自殺行為になるかとかが丁寧に分かり易く説明されていて納得した。以前これってリスペクトの幸せな結末さんに諭された覚えがあるけど、その時は受け入れられなかった。でも今回はなぜかすんなり入ってきました、すみません(苦笑)。

とにかくこの本は素晴らしいと思います。

日本は破産しない!~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ! [単行本] 上念 司 (著)
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(退会済み)
>>1
長官殿
ご存命でしたが、私は無念のアクセス禁止となりました(笑)。
ヒロユキ元帥に直訴する所存であります。
>最近は、そういうまったく新しいものを開発することが限界に近づいてる

まぁそう考えていると新しいものが生まれることもあるので、なんとも言えませんがね(汗)。

西村ひろゆき氏が日本の携帯に関して面白い事を言ってました。たくさんの細かい機能を追加してボディもコンパクトで素晴らしく性能がいいけど、それでは日本でしか売れない閉鎖的な製品となってしまっている。そういうマニアックな部分は海外では全く求めらていない。Ipodが日本や海外で広く受け入れられているのとは偉い違いです。

最近の日本の製品を見ているとそういう閉鎖的なものが多い気がします。ここ数年でグローバルなヒットを出しているのはトヨタぐらいじゃないでしょうか。日本は不況でデフレなのにそこでさらに少ない顧客を取り合っているようじゃ売上は伸びませんよね。
(退会済み)
仕事やお金が無いから、買わないっていうのも理由の一つだと思うのですが、
分野別で見れば、変化が少ない物品は購入意欲が少ない気がします。

冷蔵庫や掃除機みたいに、新製品が出て、昔よりも性能がいくらか
上がっていても、今持ってる奴で十分だ。と考えてしまえば、
完全に壊れるまで買う気が起きないです。私の場合はですけど。

ipadみたいに、今までに無い新製品が出れば、
それを興味でやたらと買う人はけっこういる気がします。

パソコンも進化が激しかった時期はよく売れて景気も良かった気がします。

最近は、そういうまったく新しいものを開発することが
限界に近づいてる気がします。
こんばんわ

僕が思うに、物価が下がると消費しないという事より、物価が長期間下がったら基本企業の利益が減ってしまう、当然それは人件費削減につながり、最悪大規模なリストラとかが起こってしまう。

個人的には、人が安心して消費する上での最大の動機となるものは雇用環境が大きいのではと感じています。

明日の仕事がどうなるかもわからない状況では、人間なかなか消費意欲が湧きません。これは私自身も身をもって経験していることでもあります(苦笑)。

そういう意味でデフレ化での就職はどんどん厳しくなるので、そういう人達が増えると消費はどんどん減ってしまうのではないでしょうか。
daikonさん
こんばんは。

私がよく分からないのは、「物価の下落」と消費の関係です。
基準年(2005年)と比べて何が値下がりしているのかを品目別に見ると、テレビ、PCやカメラなどの「教養娯楽耐久財」が最も下落が大きく、次いで家電などの「家庭用耐久財」となっています。

そして、テレビが壊れたり、冷蔵庫や掃除機が壊れても、値下がりするまで修理や買い替えを待つ人が多数いるとは私には思えないのです。
これらが使えなかったら、即日、大いに困る人が多いのではないでしょうか。

「値下がりするから消費しない」は本当なのか? というのが私の疑問です。
もう一回言います。

反論するんだったら反論している理由をちゃんと説明するべきです。それが出来ないんだったら最初から反論なんてするべきではないと思います。これが僕が考える他人とやり取りする上での最低限の礼儀ですね。

反論するなと言っているわけではないので、その点は誤解のないようにお願いします。
思惑さん
まあ、がんばってくださいくらいしか言えません。

申し訳ありませんが、簡単に説明できるならば混線するはずはありません。
幸せな結末さん、また来ましたね(苦笑)。

そういうんだったらちゃんとロジックで説明して下さい。こっちも色々と日記に書くのは勇気がいるし結構大変なんですよ(汗)。

日本は円高だとどんどんデフレが続いて不景気になると言うのはこの10年で身をもって証明されたのではないでしょうか。従って金融政策での量的緩和は必須だと思うんですけどね。

企業努力とかそういう事ではなんともならない気がしますね。
思惑さん
完全なボタンの掛け違えのような気がします。

http://suikyosensei.web.fc2.com/suikyosenseitanbou/suikyo203_212.pdf#search='GDP恒等式'

この貯蓄と投資のバランスを理解しなければまったくおかしなことになります!
はじめまして、急行かすがさん

コメントありがとうございます。

僕は真面目というよりトレードが本当に好きなんです。おもちゃを与えられた子供みたいな感じですね。そしてまぁブレたり勘違いしたりすることもよくあるのでその辺はご容赦ください(汗)。

僕が国の借金の問題に関してなんかおかしいなぁと思ったのは定額給付金の時なんですよね。900兆円も借金のある国がなんでそんな事出来るの?って思ったのがそもそもの始まりです。

以下は上念さんの受け売りです。

まず国の借金が900兆円を突破したといってもその資産分を差し引くと現時点での純債務は317兆円ぐらいだそうです。これだけでも1/3になってしまいます(財務省 平成20年度国の財務書類参照)。

そしてバランスシートの資産のほうですが、特殊法人用に315兆円も計上されているそうです。なのでかなり極端な事をいえばこれを全廃する事が出来れば、資産と負債から同時に315兆円消えることになるそうです。


また今の日本の最大の問題はデフレが異常に長い間続いていることです。消費税を上げようが何をしようが物が売れなくなって所得税や法人税が落ち込んでしまえば全くの逆効果ですからね。

従って金融緩和(通貨発行)して適正な円安(インフレ)に持っていく政策が必要です。日本は変動相場制なので通貨は発行しようとすればいくらでも発行出来ます。固定相場制の様なドルの足かせはないのです。

郵政民営化で竹中さんのブレーンだった高橋洋一教授によると、これに必要な額は約40兆円とのことでした。ちなみに心配されているハイパーインフレですがこれは起こす事の方が非常に難しいみたいで、色々な悪条件が重なって、その上、国民一人あたりに一億円以上配るような極端な事をしない限り起こり得ないとの事でした。

色々あって最近あまりテレビを見る事がなくなりました。特に報道番組は本当に有害だと思います。ああいうのを見てるとどうしても影響されて前みたいに民主党なんかに投票してしまったりするので(苦笑)。
(退会済み)
 らいあんさん、はじめましてこんにちは。真面目に取り組まれている姿勢を感じるらいあんさんの日記を楽しみに読んでおります。今回の日記の中に、国の借金について書かれていたので、私も思う所を書いてみたいと思います。

>どうしてもなんかそのもやもや感みたいなものが消えなかった。

 実は、私も同じことを感じていました。

「国の借金が○○○兆円あるから、将来、タイヘンなことになる~っ!!」

 なんて言う話は、ここ何年か、

「経済評論家」

 とか、

「アナリスト」

 とかいう肩書の人が、ず~っと言ってることなんですけど、この話を耳にするたび、私は、

「んなこたぁ数字見りゃあ誰でも分かるし言えるわいっ。じゃ、どないしたらええか考えるのがオノレらの仕事ちゃあうんけ~っ。どないしたらええかの考えも言えずに不安を煽るような事言うなや~っ」

 と思っていました。

 で、ちょっと色々と本を読んでいたんですけど、ある本に、

「国の借金なんて、そんなに深刻に考える必要は無い。借金なんか、インフレが起きてお金の価値が下がれば借金の価値も下がるから」

 と書いてあるのを読んだ時、

「あ~、そうだよなぁ、うん、そうだ、そうだ」

 と妙に感心して納得しました。

 2年前の金融危機のような、トンデモナイ大災害がまた降り掛かる可能性がありそうで、不安だと言えば不安ですが、でも、何かメディアに出る人って、問題の指摘ばかりして解決策を言わない自分の行動が、世の中を不安に陥れていることに、鈍感すぎやしないか…、と思っています。
どうもです。

前のコメントの事もあり悪くとってしまいました(汗)。すみません。

僕は案外単純なんですよ(笑)。いい方に考えられるんだったいい方に考えるっていうか。日本が借金で潰れるなんてことはないという事は感覚的には感じていたんですが、この本でようやくその根拠を得たって感じです。

上念さんも言っているんですが、変動相場制で通貨発行に足かせのない日本が借金で破産するというのはノストラダモスの大予言みたいなもので、いつかどこかで世界が破滅するって言ってるのと同じです。いつかだから確かめようがありませんよね。

この恵まれた日本で遠い未来に万が一起こるかもしれない事を心配して悲観する暇があるんだったら僕はトレーダーとして今できる事を精一杯やりますね。
(退会済み)
名前少し変えてますが、同じ人です。
ちなみに日記についての反論のつもりで書いたわけではないです。
日記で取り上げたテーマについて、疑問に思ってることを書き込んだだけです。
日記はちゃんと読んでますよ。
ただ、行間までは読みきれてない部分はあるかもしれません。

毎回、質問した後の回答を読んでから、納得するところがあります。
前も言った記憶があるんですけど、ちゃんと読まれてますか? 名前が変わってるけど同じ人ですよね。反論は歓迎しているんだけどなんか最近こういうのばかりでちょっとうんざりしてます。正直なにを反論されているのかもよくわかりません(苦笑)。意図する事が上手く伝わってないのかな(汗)。
 
楽観なんかしてないですよ。借金という側面でしか見ないでいたずらに人の不安を煽るという事に問題があると言っているだけです。

>でも、「債権者」とは、正確に言えば、国債が払い戻されたときに、
現金を手にする人じゃないでしょうか。つまり、国債持ってる人。

だからその人達の事を言っているんだけどね(苦笑)。すみません、文章が拙くて。その債権者達の存在を忘れていないですかってね。そしてそれは外国からの債務ではなくほとんどが日本の銀行などの金融機関ですよね。そしてその出所は預金者(国民)です。

複式簿記でみればそれは同時に日本の資産という事にもなるのにそっちに関してはなぜか全然語られない。僕にはその偏った見方の方が百倍違和感があるのですがね(苦笑)。そしてなんらかの強い悪意を感じます。
(退会済み)
ついでに言うと、「国民一人あたりの借金」っていうのも、
正確な計算は難しいと思います。

増税の仕方によって、債務ばかり負わされる人とバラマキだけもらえる人
いますからね。

子供手当てや、タバコ増税なんかは偏り激しいので、債務も債権も不平等。
(退会済み)
マスコミの悲観論や、外国を美化する風潮はおかしいと思いますが、
「国民は債権者であり、債務者でもある」
という言葉で楽観することには違和感を感じます。

国民が債務者なのは確かです。

でも、「債権者」とは、正確に言えば、国債が払い戻されたときに、
現金を手にする人じゃないでしょうか。つまり、国債持ってる人。

あるいは何らかの形で、資産を持っていて、間接的に国債買ってることに
なってる人が、本当の意味での債権者であり、何の資産も持たない国民は、
債務だけを負わされてるのではないですか?
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