斬！ザ・マーケット 2010/9/14 火曜日

[坂本 大介さん]

13日の日経平均は前日の米国株の好調や円高の一服感を受けて3日連続の続伸、9321.82円82.65高で引けています。今日の代表選を前に手控えムードになるかと思いきや、好調な取引がされたようです。
前場で買いが一巡後は上げ幅を縮めましたが、後場寄り付き後は好調な中国指標を受けて新興国向け輸出銘柄や、銀行の自己資本比率規制のバーゼルVが予想程厳しい内容とならなかったことで銀行株が買われました。

米国も続伸、同じくバーゼルVの内容を好感した金融セクターがアウトパフォームしています。
新興国が景気の踊り場を出たという観測が広がり、前半好調でしたが、後半に入って上げ幅は鈍化、リスク選好の雰囲気は弱まりました。
ダウ平均は、10544.13ドル81.36ドル高。


その影響で通貨も初め円売り、ドル売りが優勢でドル円は84円前半まで上げましたが、市場がリスク回避的になると円買いに転じてドル円は下落。83.67円となっています。

本日は民主党代表選の結果が15:30頃わかります。
今日の東京市場の前場は昨日の米国市場の続伸を反映した買いが入るも、後場にかけては上げ幅を縮め、様子見ムードに入るのではないでしょうか。
小沢氏・菅氏の当選によって今後の政策方針が大きく違うことから、結果に注目が集まります。よって本日は小幅続伸を予想