関西-鹿児島間を4時間未満で結ぶ最新車両や、航空運賃より5000円以上安い乗車料金、ほぼ1時間に1本の運行本数などJR側は様々なセールスポイントで攻勢をかけ、優位な立場だった航空各社は危機感を募らせているようです。
新幹線が4時間を切る東京―広島間で、航空機との乗客占有率を比べると、新幹線が6割、航空機が4割だそうですが、4時間超の東京―博多間は新幹線が1割に落ち込むそうです。
そのため、新大阪―鹿児島中央間は、停車駅を最小限に絞り、最速3時間47分で結ぶ「みずほ」を誕生させたそうです。
国土交通省の2008年度のデータでは、関西方面から鹿児島県に向かう移動手段は飛行機85%、鉄道8%、熊本県は飛行機65%に対し、鉄道29%だそうですが、JR西日本は利用比率を五分五分に持っていきたいようです。
一方で、スカイマークは10月31日~11月30日、神戸―鹿児島と神戸―熊本線の平日(月曜~木曜)の片道運賃を1万2800円から8800円に値下げするそうです。
また、日本航空は10月31日以降、大阪―鹿児島線の航空機を小型化し、総座席数を半分程度に減らし、新幹線との競合で利用者が減っても、搭乗率を上げ、利益を確保する狙いがあるようです。
安全を確保したうえで、サービス・料金面でよい競争をしてほしいですね。
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