この資料を見ると内需がものすごく年率１３％以上の賃金の上昇により、購買力が上がり、輸入が増えている。上海万博の効果もあってか、小売売上高も伸びている。
一見順調に見えるが、ドイツなどは中国の潜在成長率は７％と低めにみているようだ。
工信部は2010年工業成長率13％増との予測をしており、物価の鎮静は万博の後、来そうであるが、住宅価格の前月比が０％となっており、地価の上昇は止まってきている。一方、投資では新幹線建設などの投資により引き続き高い成長が見込まれそうだ。
１０日の上海総合指数は前日終値比0.26％上昇、2,663.21ポイントで取引を終え、このところ上昇してきている。３５００ポイントを目指すか？
中国も日本の高度成長のような環境に配慮する姿勢に変わってきている。この関連は伸びが期待できそうだ。
先日の統計で貿易統計の輸入が増えていることや、ＣＰＩ、小売売上高の増加は依然として好調な経済成長をしているということと、都市部固定資産投資の伸びもすごいことから、不動産投資の抑制にもかかわらず、国自らの開発などにより、大幅に伸びていることがわかる。周辺諸国のＧＤＰも延びており、給料水準の急激な伸びとあいまって、減速していないことがわかる。インド、中国、インドネシア、タイ、ベトナムなどすごい伸びが期待できそうだ。日本に取っても非常に良い事でしょう。中国ＣＰＩの上昇は今後段階的に利上げに転じるかもしれないことを示すか？中国も輸出主導から内需主導型経済に移行する必要を感じており、貯蓄の急増もあるでしょう。中国の柔軟な為替制度目指す意向とは言うものの、急激な元高は考えにくく、ゆるいものになるでしょう。原油価格などの高騰により上げざるをえないのでは。世界からマネーが集まってきているのは間違いない。ロイターによると「１０日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で上昇。資源国通貨の買いも優勢となった。８月の中国輸入が予想以上に増加し、世界の景気回復をめぐる楽観的な見方を支えた。中国輸入の急増は、世界経済のけん引役である中国の内需が拡大していることを示す形となり、株価や商品価格を押し上げた。」などとされ、世界経済にとって朗報が続いたようだ。
（Ｙ）
国家統計局によると、８月の鉱工業生産の伸びは前年比１３．９％となり、７月の同１３．４％から加速した。
消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は前年比３．５％。これも７月の３．３％から加速した。前月比では０．６％上昇した。
生産者物価指数（ＰＰＩ）は前年比４．３％上昇となり、７月の同４．８％上昇から鈍化した。前月比では０．４％上昇だった。
小売売上高は前年比１８．４％増となり、７月の同１７．９％増を上回った。
１─８月の都市部固定資産投資は前年比２４．８％増加となった。１─７月は同２４．９％増だった。
各種指標のうち、鉱工業生産、ＣＰＩの前年比上昇率、小売売上高、都市部固定資産投資が市場予想を上回り、ＰＰＩの前年比上昇率だけが下回った。（ロイターより抜粋）
中国2010年8月：財政収入5619億元
中国2010年8月輸出入総額：2585億7000万ドル
台湾2010年8月：貿易黒字22億6000万ドル
中国2010年1―8月大豆輸入量3553万トン
中国2010年8月自動車輸出台数：4万7200台
中国2010年8月原油輸入量：2090万トン
中国―ミャンマーパイプライン着工
中国2010年8月：財政収入5619億元
香港2010年8月末：外貨準備金2614億ドル
時事
全世界競争力ランキング：香港11位
中国衛生部：NDM-1細菌の進入を全力で阻止
バフェット：27日から中国訪問
ファイナンス
2010年9月10日：中国大陸株式市場反発
香港2010年8月末：外貨準備金2614億ドル
中国が再生可能エネルギー分野において最も魅力的な投資先となる
経済総合
アルゼンチン：中国産デニムに反ダンピング措置
2010年8月中国都市部住宅価格：1平方メートル8305元
市場
中国2010年8月家電下郷販売総額：171億元
スパー：北京第1号店が開店
商務部：中国2010年国内需要2兆ドル以上の予測
資源
中国2010年1―8月：鉄鉱石輸入量4.1億トン
中国とロシアが石炭供給協議に合意
中国2010年1―8月非鉄金属生産量1813万トン（新華ファイナンスより）
中国の労働資源は１０．６億人、就学年数も増加
太陽光発電所入札は国有企業の勝利、低値入札で売電価格１元に
中国石油、製油生産能力拡大で南方市場へ本格進出
中国系銀行のＱＤＩＩ商品、大部分は多額の損失
中国住宅価格、８月は前月比で横ばい
鉄鉱石の契約、現物ともに値下がり 鋼材価格値上がりは短期的
中国自動車産業の生産能力過剰 解決策は？
中国で高級車販売が急増 単月４倍成長も
中国電子商取引業の新規雇用１３０万人に＝０９年
鶏卵価格、１５週連続で上昇
サービス業の利益率、世界金融危機前レベルに回復 （新華社より）
