TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【東京建物】物件の売却環境は改善傾向

物件の売却環境は改善傾向

<株価の見方に変わりはない>
6月末の実績PBRは0.51倍。SPC(特別目的会社)による開発案件では、「京橋3丁目プロジェクト」、「中野プロジェクト」に減損リスクがあるとはいえ、「大手町1-6プロジェクト」の含み益が1,400億円程度と膨大なため、SPC保有資産全体ではかなりの含み益があるとみられる。PBR1倍の評価は可能との見方に変わりはない。
<2Q累計業績は期初計画未達だが、通期計画は据置き>
10/12期2Q累計(1-6月)の営業利益は89億円(前年同期比43%減)。物件売却の遅れが、未達の主因。通期のキャピタルゲインの想定約210億円に対し、2Q累計で約50億円にとどまっているが、金融機関の不動産融資姿勢の積極化を受け売却環境は好転している。虎の子の「大手町1-6プロジェクト」の一部を売却しなくても想定に近いキャピタルゲインを確保できると考える。賃貸事業は稼働率、賃料が想定よりも弱含みだが、マンション販売は非常に好調で、法人仲介の回復感も強まっている。(堀部 吉胤)

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