【KDDI】株価の浮上するきっかけに乏しい

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
株価の浮上するきっかけに乏しい
<短期的には株価は停滞しよう>
株価の水準は低位にあるが、浮揚するきっかけに乏しい状況と言えそうだ。周波数再編に伴う設備投資の二重負担、携帯電話端末の販売台数の増加による先行負担増、音声ARPU(一契約あたり月間平均収入)の減少などの要因が重なっていることから同社の業績は1-2年苦しい時期を迎えそうである。
<11/3期1Qの業績は前年同期比増収営業減益>
11/3期1Q(4-6月)の業績は前年同期比1.4%増収、8.8%営業減益となった。固定通信事業の営業赤字幅半減はポジティブであったが、移動通信事業において端末販売台数が増加、端末調達原価が営業費用の重石となり、営業減益となった。
<今後の注目点>
注目されるジュピターテレコム(4817)との協業については具体的な話が聞かれず、スマートフォンに関しては数機種の投入が控えているとのアナウンスに留まった。今後の発表に期待したい。(鈴木 崇生)
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