前日の日経平均は欧州ストレステスト結果を見ての安心感と円高一服感、米国市場がリスク選好度合いを強めていることから買い先行で寄り付きました。
心理的攻防戦の9,500円は寄り付きで越えましたが、上値が25日移動平均に抑えられ9,560円で頭打ち。後場では、上海株の下落で売りに傾斜、海外勢が抜けて商いが細り、9,503.66円で引けています。
東証の売買代金は1000億円を下回り、出来高もここ半年で最も低い水準となっています。
米国市場は続伸、フェデックスが業績見通しを上方修正したことで広い銘柄で買われ、6月新築住宅販売件数の予想上回りも買いを後押ししました。社長辞任でBPも買われています。
ドル円は上値が重く87円付近で行ったり来たりになりそうです。
本日の国内市場も小動きとなりそうです。
米国市場続伸を受けて買い先行で始まるものの、売買代金も少ないことから硬直した状態を抜け出すパワーには欠けます。
国内企業の決算発表や為替の動きを様子見しながら9,500円近辺をうろうろするのでは?