韓国政府が支援して日本企業の合併・買収をするファンドを作るようです。記事を読む限り、どうも技術目当てな様ですね。
http://www.chosunonline.com/news/20100616000009
”韓国政府関係者は15日、日本企業の合併・買収(M&A)を進めるための専門ファンド創設を支援するため、私募ファンド運用会社や銀行、証券業界などの意見を集約していることを明らかにした。世界的な金融危機と日本の長期不況で、日本企業の会社価値が下落しており、この機に優れた技術を持つ中小企業を買収するのが狙いだ。同関係者は「政府が直接ファンドに出資するのではなく、日本企業専門のM&Aファンドの活性化に向け、多角的な支援を行う構えだ」と述べた。
韓国政府は年内に産業銀行、政策金融公社、中小企業庁、国民年金など機関投資家によるファンド創設を推進する一方、出資の仲介を行う資産運用会社、会計監査法人などとともに、コンサルティンググループなどを選定する作業を進めている。ファンドは日本企業に関心を示す韓国の中小企業に200億-300億ウォン(約15億-23億円)の資金を支援する間接投資方式が有力となっている。
産業銀は昨年、3000億ウォン(約226億円)規模のグローバル部品素材ファンドを創設したが、投資はまだほとんど行われていない。投資先の選定が困難な上、投資対象も大企業中心で、成果を上げるのは時間がかかる見通しだ。
韓国政府が今回、日本企業買収を支援する理由は、新たな成長源となる産業を育成するためには、技術の確保が重要だと判断したためだ。さらに、世界的な金融危機で、昨年から中国企業が日本企業の買収を積極化している点も理由だ。韓国政府の試算によれば、中国企業が昨年、日本企業の株式取得に投じた資金は約2800億ウォン(約211億円)だった。これに対し、韓国企業による投資は570億ウォン(約43億円)にとどまった。ただし、韓国政府は日本企業を一方的に買収するのではなく、M&Aが韓日の企業双方にプラスになる場合に限り、投資を行う構えだ。
投資先選定に当たっては、日本企業のうち、研究開発(R&D)投資は行っているが、設備投資が進んでいない企業、商品はあるが海外での販路がない企業など、資金投入による相乗効果があるケースを見込んでいる。
私募ファンド業界関係者は、「韓国企業には日本企業の技術に関心を寄せる企業が多い」と指摘した。”
…実は記事中に有る様に中国も同様の事をやっているんですが。
(金儲けも有るでしょうが、基本こっちも技術狙いです)
日本も、これ以上海外に技術を盗まれる前に対策はした方が良いんじゃないかなぁと。
競争相手に力を与えている様なものですし。
もっとも親中、親韓で両国に対して危機感の無い民主党政権では動きは望めないかも知れませんが…