血行促進で、癌が勝つのか、免疫が勝つのか?

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
6/11、日経新聞・夕刊 ライフプラス
「現在医療に広がる 漢方 下」

ここでは、抗がん剤の副作用(痺れ)が漢方により軽減されるのでは?という事例が載っている。
ある抗がん剤で生じる神経毒性による副作用・しびれが、
血流を増やす作用のある牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を併用することにより改善されると。
副作用防止に応用するとは、有用性の高い併用だと思う。

では、癌になるかもしれない人が、こうした血行促進作用のある漢方薬を
日常的に服用していたらどうなるだろう?

血行促進作用が免疫を向上させることは、日経新聞などにもよく掲載されているので理解できるかと思う。
しかし、ふと考えてみると、血流が良くなることによって癌の転移を促してしまう可能性もあるだろう。

血行促進作用が特に優れるナンパオ(三菱田辺)を即売している時に、
悩むことがある。
主治医とよく相談してから、決断してほしいと促す。

例えば、すでに癌の治療を終了しており、気安めでもいいから再発防止に免疫を向上したいという要望のお客様がいる。

通常だと、キノコ系の健康食品を試すことになるのだが、
オイラの考えだと、そのお客様が医師から同様の免疫強化系・抗がん剤を投与されている場合、血行促進作用のあるナンパオを併用すれば、
免疫強化系・抗がん剤の作用を高めると思っている。
けれど、それにより再発してしてしまうリスクだって考えられる。

なんのエビデンスもない話だし、ましてやオイラの妄想だから、
主治医に相談してから決断してほしいと促すのだった。

これに近い例では、退会されたラッキーMさんが血糖値が高いのと肝機能地が悪いのとでナンパオを試していたのだが、
運の悪いことにバレンタインデーにもらったたくさんのチョコレートを全部食してしまったために、
なんとナンパオ君がチョコレートの作用を最大限に引き出してしまって、
血糖値が悪化してしまったのだった。

このチョコレートが癌細胞だと思えば、理解できる話かと。

血行促進で、癌が勝つのか、免疫が勝つのか?
ニワトリと卵なのだった。
3件のコメントがあります
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montontonさん、コメントありがとうございます。

そこで、逆張り的な発想をすれば、市販の漢方薬に脚光が当たるのではないかと。
しかし、保険でも市販でも漢方にはエビデンスが乏しいので、
どちらが伸びるにしろ使い方が難しいです。
(漢方専門医は、高いです)

病院勤務時代を振り返って、ふと考えてみると、
癌細胞が活発な時には、転移しないよう免疫を抑制しないといけない。
一方で、癌ではない、元気な人は免疫を高めておいた方が有利。
同様に癌細胞をたたいた後は、再発しない限り免疫を高めたい。

株と一緒で、治療の時間軸によって判断を変えないといけないし、
それには主治医の判断が重要になってきますね。

また治療後に再発リスクをにらみながらも、血行促進して免疫を上げ
癌に対する抵抗力を増したいという決断は、患者本人に委ねられるかと。

そうしたジレンマの中で市販薬が売買されていると考えると、
市井の一般薬局は、患者と医師との良きコーディネータになれるかどうかが、
生き残りの条件かもしれません。
montontonさん
民主党は漢方を保険適用から外すのが公約ですね。
昨年の仕分けで蓮ホー議員が例の調子で外したわけですが、
患者や医療機関から非難轟々となり中断状態にあります。

今度は大臣として漢方への保険適用はムダと仕分けするでしょうから、
がん患者や免疫疾患の患者には苦難の日々が続くかもしれません。
こんばんは。

「抗がん剤の作用を高め、免疫を持上げて自己抵抗力も増す」
と考えたいところなのですが、エビデンスがないのです。

田辺三菱製薬には、こうした臨床データをたくさん研究してほしいです。
他にも応用力満載なので。

オイラは、この秦の始皇帝から進化し続けてきたというナンパオが、
実は世界一の漢方薬だと睨んでいます。

ツムラのたくさんある漢方薬の組成や、他社製市販薬の漢方組成を見つめているのですが、みればみるほど益々そう思います。
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