日本代表メンバーが発表されたサッカーW杯南アフリカ大会で、有料テレビ放送や観戦ツアーなど同大会をめぐる商戦は大詰めを迎えているようです。
開催地が日本から遠い南アフリカであることや景気低迷の影響で、自宅やスポーツバーなどでの観戦をめぐるビジネスが好調の一方で、観戦ツアーは料金の高さなどから苦戦し、明暗が分かれたようです。
有料衛星放送では、スカパーJSATの3D放送サービスの契約が好調で、生中継を含む計25試合で3D放送を提供するが、視聴契約への問い合わせが殺到しているそうです。
対象となる、スカパー!HD加入者は約15万件だそうですが、当面の目標の100万件に追い風になっているようです。
家電業界も3D放送に期待を寄せており、ソニーは放送開始直前の来月10日に3D液晶テレビの発売を予定しているようです。
先月21日に3Dテレビを発売したパナソニックも、サッカー放映を3Dで楽しめれば、3Dテレビや3D対応プレーヤーの盛り上がりにもつながると分析しているようです。
一方、観戦ツアーを販売する旅行会社は、いずれも苦戦しているようです。
JTBは「日本対カメルーン戦8日間」(56万3千円)などのツアーを発売中ですが、全ツアーで1300人の参加を見込んでいるものの、今のところ約半分の売れ行きだそうです。
私ももっぱらTV観戦となりそうです。