低価格メニューを強みとする外食大手の業績が好調のようです。
牛丼店やファミリーレストランを手掛けるゼンショーと中華料理の幸楽苑がそろって2010年3月期の業績予想を上方修正しました。
消費者の節約志向が続く中、低価格でも利益を出せるコスト構造が強みになっているようです。
ゼンショーは連結純利益が2009年3月期に比べ約6割増の39億円となったようです。
主力業態「すき家」で2回の値下げが知名度の向上につながり、客数が増え、年度後半にかけて単月ベースの既存店の売上高が好転したようです。
幸楽苑の2010年3月期の連結純利益は、低価格のラーメンなどの売上げが好調で、前期の2.1倍の10億8700万円となり、従来予想を2億6400万円上回るようです。
売上高は前期比4%増の355億円で、調理資格制度導入による料理の質向上などが奏功し、既存店は来店客数が4%伸び、2%の増収を達成したようです。
チャーハンの内製化や小麦粉などの原材料価格の下落によって原価率も改善し、営業利益は前期比37%増の24億円だったようです。
今のところコスト削減と薄利多売が成功しているようですね。