No.408 日経平均193円安、3週間ぶり安値=19日後場

ぷよすけさん
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19日後場の日経平均株価は前週末比193円41銭安の1万908円77銭と大幅続落。終値としては3月29日以来、3週間ぶりに1万1000円を割り込んだ。アジア株の下落と円の高止まりを反映し、安値圏で停滞した。一時1万900円を割り込んだあとは「業績回復を期待する押し目買い」(中堅証券)に支えられて下げ渋ったが、上値は重かった。東証1部の出来高は20億2864万株。売買代金は1兆4314億円。騰落銘柄数は値上がり159銘柄、値下がり1470銘柄、変わらず45銘柄。

 しんきんアセットマネジメント投信・投信グループ長の藤原直樹氏は「きょうの相場は朝方に付けた水準からほぼ横ばいに推移しており、米ゴールドマン・サックスの訴追問題に対しては消化不良だ。今後の影響などは今のところ不透明。国内への影響も分かりかねるが、米金融規制の強化が警戒され、需給面からみれば、これまでのように好地合いとは言い切れないかもしれない。一方で、週内から国内企業の決算も出始めるため、企業業績の回復を期待する買いが支えとして期待されるだろう」と指摘している。

 業種別では、三井住友 など銀行株がほぼ全面安。野村 など証券株や、T&DHD など保険株も停滞した。プロミス などのノンバンク株もさえない。東建物 など不動産株も軟調。国際帝石 など資源開発株の下げもきつい。三井物産 など商社株も売りが優勢となった。住友重 など機械株も下押した。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正したコナミ やKDDI 、アイスランド火山噴火の影響で運行停止が懸念されるANA も下落した。みずほ証が投資判断を引き下げた東和薬品 なども安い。

 半面、個別で、10年3月期連結業績予想を上方修正したKOA は一段高。高岳製 は年初来高値を更新した。野村証が投資判断を引き上げた日立ハイテク なども継続物色された。前週末まで売りが続いたコスモ証券を売却するCSKHD 、監理銘柄に指定されたゼクス などは切り返した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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