東京メトロが早期上場目指すも政府、都との調整難航の可能性あり

[TAROSSAさん]

東京メトロは、2010年度から始まる３カ年の経営計画を発表し、当初予定の2009年度から延期された株式上場について、早期の実現を目指すことを盛り込んだそうです。
同社は、金融危機による市場環境の悪化などを受け、上場を2010年度以降に先送りしていましたが、準備不足に加え、株主である政府、東京都との調整も残されており、早期上場が実現するかはなお不透明のようです。
東京メトロ株は、政府が53.4％、東京都が46.6％を保有しており、将来的には全株を売却し、完全民営化させる計画のようです。
東京メトロでは、2010年度の上場に向け、主幹事の再調整などを進め、準備を急ぐようですが、東京都は、都営地下鉄とメトロの統合をもくろみ、影響力を残すため保有株の売却に慎重な姿勢を示しており、調整が難航する可能性もあるようです。

政府は財源確保のため、上場準備を進めようとするでしょうね。