~フリーメーソンの正体~
中見利男著 中経の文書 571円+税
今まで正確な知識がなかったので即買い。
フランス革命などにも言及しており、
なかなか面白い本だ。
どうしてフリーメーソンは、アンチ・キリスト(反バチカン)なのか。
面白おかしく書いてある。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
東海アマさんとか、金玉親方などから色々な話を聞いているので、
結局は何がなにやら判然としないのだが。
一番面白かったのは、テンプル騎士団の件。
この騎士団がフリーメーソンの始祖とする説があるとのこと。
当初はキリスト教の専用軍隊として、イスラムからも恐れられていたが、
あまりにもその勢力が絶大になったため、
時の支配者であるフランスのフィリップ四世とクレメンス五世によって、
1307年不当弾圧に遭い、
騎士団の多くが逮捕・拷問・火あぶりとなり壊滅したという。
問題はここから。
1314年3月、最期の総長ジャック・ド・モレーは火あぶりで死ぬ直前、
「クレメンス教皇とフィリップ王は、一年以内に地獄に堕ちるだろう」
と辞世の句。
その後一カ月もしない内に、クレメンスが赤痢で、フィリップは原因不明で死亡したというのだ。
もうこれは、菅原道真・崇徳上皇・平将門(アイウエオ順敬称略^^;)な世界。
人間の怨念は凄まじい。
オイラも死んだら、酒乱怨霊になりそうだ・・・。
(該当者は覚悟しておくように)
というわけで、フリーメーソンはこのことを恨んで、
反バチカンだという説なのだった。
すべての宗教を淘汰し、ワンワールドを目指すフリーメーソンにとって、
宇宙人ほど都合のよい存在はない。
なのでマシュー君は、その筋の人間だとも思うのだ。