たくさんの優秀な投資家達が ”市場で起こる事は全て正しい。”と言っているのを聞くとたまにちょっとした違和感を感じる事がある。
僕にはこの表現だと誤解を生む恐れがあると感じてしまうからだ。
市場は人間の感情に左右されるので間違える事もあるしパニックを起こす事もある。従ってそれをいつも正しいと考えてしまうとどういう対策を取ってよいのかわからなくなってしまう。
市場で起こる事は常に正しいと考えるのではなく、”市場で起きる事は間違っている時もあるが、それも含めて現実である。”と考える方が個人的にはしっくりくる。
仮に今市場で起こっている事が間違っていたとしても投資家が実際に大損をしたり逆に儲けたりするという事実は消えないからだ。
こう考えれば個人投資家は市場で起きている事に目をそむけずにより現実に沿った具体的な対策を取りやすくなるのではないかと思う。