日経平均86円高、引けにかけて持ち直す=12日後場

ぷよすけさん
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12日後場の日経平均株価は前日比86円31銭高の1万751円26銭と続伸。終値では1月21日以来の高値となった。アジア株の下げが限定的なほか、円相場が1ドル=90円台半ばで落ち着いていたことから、日経平均も堅調に推移した。積極的に上値を試すような買いはみられなかったものの、主力株を中心に買いが続き、引けにかけて持ち直した。日経平均先物・オプション3月物SQ(特別清算指数)の市場推定値は1万808円73銭。東証1部の出来高は26億7992万株(うちSQ分は概算で8億7100万株)。売買代金は2兆2319億円(同1兆432億円)。騰落銘柄数は値上がり992銘柄、値下がり502銘柄、変わらず172銘柄。

 みずほインベスターズ証券・エクイティ情報部部長の稲泉雄朗氏は「上をうかがうための休息状態だが、今後は踏み上げ相場で今年の高値を試す局面。懸念は国内が決算期にあることとギリシャ問題。円相場が対ユーロで下げ渋っている点が投資家の不安感を募らせている。週明けにギリシャの財政縮減策の提出期限を迎えるが、それまでに悪材料が出てくるのではと勘ぐっている。今後は為替相場に揺らされる展開となるだろう」と指摘している。

 業種別では、板硝子 などガラス株が堅調。出来高トップのみずほ など銀行株や、大和証G など証券株も継続物色された。日産自 など自動車株や、ブリヂス などタイヤ株もしっかり。売買代金トップのファーストリテ など小売株も買いが優勢となった。日清紡HD など繊維株も買われ、大東紡 はストップ高に値上がり率トップ。クレディスイス証が投資評価を引き上げた沢井製薬 など医薬品株や、日曹達 など化学セクターも高い。ニコン など精密機器も上昇した。

 半面、新日石 など石油株はさえない。中部電 、関西電 など電力株の上値も重かった。サッポロHD など食品株も軟調。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、30業種が上昇した。

提供:モーニングスター社
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こんにちは。
最後にガクンと落ちてます。
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