ドバイ政府系開発会社の資金繰り不安が表面化し、ゼネコン大手4社の株価がそろって年初来安値を更新しました。
不動産関連の工事だけでなく、政府発注の鉄道工事などでも工事代金の回収問題が長引く可能性があり、各社の業績下振れ懸念が強まってきたようです。
清水建設は開発会社ナキールから人工リゾート島の高級集合住宅の建設を請け負っており、工事は来年3月までに完了する予定で受注額は500億円超だそうです。
大成建設はUAEで約530億円の工事を抱え、ナキールとはドバイの海底トンネルなどの工事代金の回収について交渉中とのことです。
ナキールとの取引がない鹿島や大林組もドバイでは無人交通システムの敷設工事を請け負っているそうです。
鉄道土木工事の請負額は2280億円だが、駅舎の設計変更などで金額は2倍以上に膨れあがるようです。
大林組は、工事の損失が確定すれば工事引当金を計上する可能性があるとしているそうです。
そろそろ下げ止まるかと思ってつい最近鹿島にPicksを入れたばかりですが、大失敗だったようです。