株価が上がり続ける銘柄は間違いなく
売上、利益などの業績が増えている会社です。
最近ではユニクロ 9983が大幅上昇となって
いますが、きっかけは9月度の売上高が前年比
131%と発表されてからでした。
実際、同社の9月までの株価は10000~11000円台
でしたが、今では15000円台です。
http://saig.livedoor.biz/archives/1585359.html
他の銘柄ではトリドール 3397も上方修正を連発し
株価が一気に上がりました。
横ばいトレンドの日経平均ですが、横ばいの株価が
多い中で暴騰する銘柄もあります。
その違いは、一言で言えば「ギャップ」にあると
私は思います。
ここでのギャップとは、市場や投資家が予測した
利益と、企業が発表した利益との差です。
つまり、決算発表が市場予測より大きく良かったが
市場が気づいていなかった。
ポジティブサプライズであればあるほど、株価が
より素早く大きく反応するのです。
しかし、事前に見つけるのは容易ではありません
「知ったらしまい」という格言があるように、
皆に知れ渡った情報ではすでに手遅れなのです。
かといって4000もある上場企業の中から確実に
値上がりする銘柄を選び続けることは不可能です。
他にも好決算の内容でも、予想通りの業績発表なら
株価はあまり反応しませんし、それどころか利益
確定売りで下がるパターンも多々あります。
ピーターリンチの著書、株式投資の法則に
世界中の優良銘柄ポートフォリオで足を引っ張り
続ける永遠の不発弾 IBM
という言葉がありますが、投資家の期待が高い銘柄
ほど、利益の先取り買いばかりでPERは高め。
リターンをもたらす可能性は低いのでは
ないでしょうか?
過去を振り返れば、あの銘柄の株価は今・・・
という企業がたくさんあります。
聞いたことのない銘柄というだけで手を出すのを
控えたり、投資対象から外してしまうのは
後の大化け銘柄を逃すこともあります。
ですから、最終的には自分の経験と努力で
銘柄を見つけていくことが大切です。
実際、成功している投資家は自分なりの
投資方針やルールをどんな相場のときでも
きちんと守っています。