黄龍渓にいます。
ここは成都から東南40キロに位置する1700年以上の歴史を持つ古都。
ロンプラによると、成都から川を下ってきた旅人がちょうどたどり着く宿場町だったとのことです。
黄龍渓行きのバスが出ている新南門バスターミナルから約1時間。
バス代は3元。日本円にして50円あまりです。
そのバスの中で思いがけないハプニングがありました。
乗客の一人の婆さんがトイレを我慢できない孫に小便をさせていたんですね。
最初は周辺の乗客は何も気にしていない様子でしたが、暫くすると、なんと婆さんが孫に大便をさせているではありませんか!
これにはさすがに驚きました。
窓の開いている車内でも徐々に悪臭が充満してきて、ついに運ちゃんが怒り出しました。
でも、怒るのが遅すぎましたね。
すでに子供は脱糞してしまった後です。
婆さんは処理をしないまま知らん顔です。
日本じゃありえない光景に、その後どうなるか固唾を呑んで回りの様子を窺ってました。
乗客たちの中にもハンカチで鼻と口を覆う者や咳き込む者も出てきました。
しかし、うんこはそのまま放置プレイ。
結局、誰も何もしないままバスは終点の黄龍渓に到着。
中国では親が子供が小便させるのは珍しくありませんが、公共の路線バスの車内での大小便は初めて目撃しました。
さすが中国5000年の歴史を持つ国ですね。
外国人を驚かす突飛な行動はお手の物。
日本に帰ってからのハナシのネタに尽きません。
今回の旅行で一番インパクトのある事件になることは間違いないですw
黄龍渓そのものは、以前訪れたことのある雲南省の麗江を彷彿させる凡庸で退屈な街でした。
中国らしく古風な建物は捏造されたかのように、いかにも観光地風に整備されすぎてるんですよね。
本来あるべき古鎮の風情が失われてしまってます。
近年成都からの観光スポットとして有名になってきたらしく、中国人の団体観光客でごったがえして、少し歩いただけで疲れてしまいました。
周辺には観音寺などの観光地もあるんですが、この辺は別に見る必要は無いと勝手に判断して行きませんでした。
正確にはすでに観光そのものに飽きてしまってたんですが。
お昼ごはんは、地元の名物料理を食べることにしました。
僕にとって、中国では食べることが最重要課題なんです。
「珍珠豆腐」という石挽き豆腐と「酥皮肘子」という豚の肘の部分の蒸し焼き料理を食しました。
「珍珠豆腐」は四川料理にしては辛くなく、安心して食べられます。
酒のつまみにぴったりだと思いました。
「酥皮肘子」は予想以上に美味でしたね。
たっぷり生姜がかかっていて、しかも蒸し焼きでお肉がジューシーで軟らかく、いくらでも食えるという感じです。
これが10元で食べられるとは、いやまさに円高万歳!という気分であります。
でも、ドル円のロングポジでエントリーしているので、これ以上の円高になるのはやめてほしいですね。
四川省旅行記はまだまだ続きます。