食品メーカーが、家庭用の「カレー鍋」のつゆに変わり種を続々と投入しているそうです。
永谷園は、鍋で野菜や肉と一緒に煮込んで作る「煮込みラーメン」(338円)に、「カレー鍋風」を追加し、14日から秋冬向けに販売するそうです。
同社の平成20年度のカレー鍋つゆの売り上げは前年度比1.5倍に伸長しており、今年は定番商品のカレー鍋におでん種を入れるなど、新たな食べ方を提案し、一層の拡販を狙うようです。
日本ハムは、キャベツとニラなどの野菜を加えるだけで簡単につくれる「もつ太郎 牛もつ鍋 カレー味」(430円)を8月中旬から発売しており、発売後、女性を中心に人気で計画の2倍に達する売れ行きだそうです。
カレー鍋のつゆは、和風だしとカレースパイスを合わせただし汁で、平成19年に永谷園とフジッコ、日本水産の3社が市場を開拓し、昨年にはハウス食品、エスビー食品のカレー大手が参入し市場が急拡大したようです。
20年9月~21年3月の市場規模は前年同期比4倍の約19億円になったそうです。
これから寒くなるにつれ、ますます市場は拡大しそうですね。