バフェットが保有銘柄を現在買い増しているとの事。
今が好機と判断しているのか？
バフェットって世界最高の投資家って言われてるけれど、彼自身があまり多く語らないため、かなり株式投資を勘違いした”＊口だけ和製バフェット”を作り出していると思う。
なのでバフェットが悪いという訳ではないのだが、その影響からか僕はバフェットがあまり好きではない。
この人達の多くは安値掴み塩漬けを繰り返している。”いつかは下がる”って、そりゃ貴方に言われるまでもなく株価の上昇に永遠はない。株価は上がっているのにそこらのアナリストぶって何度も理論のための理論しか言わないので僕が一番嫌いなタイプです。
バフェットを理解するんだったら、個人的には、最近出た”バフェットの財務諸表を読む力”がお勧めです。バフェット本人が書いた訳ではありませんが、著者はバフェットの理論をすごく理解しているように思う。
バフェットは財務諸表を見る上で今に興味がなくそこから見える未来に目を向けている。粗利益率が安定して長期間高い企業や借金が少ない企業、特定の市場を独占している企業の未来は言うまでもなく明るい。
ただバフェットが”株を買うという事は企業を買うことと同じ”といった事を真に受けるのは野球の素人がイチローの振り子打法をいきなり真似しようとするのと同じ感じがする。当たり前だけど、イチローの技術には長い間の地道な基礎の積み重ねとイチローの稀有な才能があり初めて成立している。
バフェットのやり方は経験も実力もあり根性の座った上級者向きだと思う。
素人が何かの雑誌を読んでバフェット氏をわかったような気になるのは非常に危険だ。企業を買うつもりで株を購入していたらたった一つの選択の間違いを認められずにそれが致命傷になる。
あのイチローだって打率は10割ではないのです。
＊口サキ和製バフェットとは、株価が上がりだしたらきまって色々とファンダ的理由を付けていつかは下がると言いだす連中の事です。
