GWの最終日になにげにテレビをつけるとNHKのドラマ”ハゲタカ”が再放送されていた。
このドラマ何度見ても面白い。
特に最後に柴田恭平がワシズと同じ体験をして初めてその痛みが分かるといシーンは、いつ見てもウルっときてしまう。
誰もが一寸先は闇ということでしょう。
NHKも色々言われているけれど、個人的にはドラマは他局より群を抜いて質が高いと思います。
そこに作る人の思い入れとかプライドが見えます。
ちなみにNHKで働いていた人によると、社内でお互い競争するみたいな雰囲気はゼロみたいな環境だとの事。でも居心地が良いのでみんな辞めないのだそうです。
でもこんな良いドラマも作る。
よく外資出身の日本人が日本の企業は自由な競争が足りないと批判しますが、これも考えものだと思う。
テレビとか書籍で今をときめく勝間さんとか小泉内閣時の大臣の竹中さん、後僕の好きな藤巻さんとかの話を聞くと、あまりにも外資企業の良いところを強調しすぎていてかなり違和感を感じる時がある。
そのなれのはてが現在の金融危機だというのを忘れてしまっている様です。
本来ならば派遣とかよりも正社員で雇うシステムの方が長期的は良いパフォーマンスを生めるはず。
ただ日本の正社員(特に大企業)は今まであまりも優遇されていた事が問題だったように思います。
以前のNHKのドキュメンタリー特集”35歳を救え”で年収400万に満たない家族(子供二人)が2000万のマンションを購入して今困っているというのが取り上げられていた。30半ばの夫婦が自分達の給料は毎年上がっていくもので、下がるという事は全く予想していなかったとの話しているのにはちょっとあきれました。
多くの正社員は未だに今起こっている事は対岸の火事で”自分は大丈夫”と思っているのでしょう。
多くの場合、正社員と非正規社員の違いはその能力ではなく、その時の雇用のタイミングだという事を正社員がもっと自覚する必要があるでしょう。
時代はどんどん変わっているですから。