バフェットが考える永続的競争優位性を持つ企業とは

らいあんさん
らいあんさん
最近、バフェットの義理の妹が書いた”バフェットの財務諸表を読む力”という本を偶然書店で見つけたので購入して読んでいる。

財務の初心者にも非常に分かりやすい言葉で書かれていて読みやすいし面白いのでお勧めです。


この本を読んで原点に返った気がする。

短期投資の分析やよくわからない専門家の意見ばかり聞いていると投資という行為自体がわからなくなってしまう。

バフェットは投資対象として永続的競争優位性を持つ企業にしか投資しない。

それらの企業を見つけるには地道に財務諸表をたくさん読むしかないとのことだ。

まだ途中だが今まで読んだ内容を自分の理解として乱暴にまとめると、

バフェットが考える永続的競争優位性を持つ企業とは、

①粗利益率が過去10年で40%以上
②粗利益率における販売管理費及び研究開発費が一貫して低い
③借金が少ない(もしくはゼロ)

バフェットは”一貫性”という言葉を最重要視する。

上記の事柄が一貫して守られているかどうかというのが最も重要だと著者は強調している。

財務諸表を見る上では色々なポイントがあるが、この本で一番重要視しているのは、”その会社が大きな費用を負担せずにコンスタントに高い粗利益率を保てているかどうか”ということ。

この部分が長い期間、一貫して保てるということは、その企業は他社にない何か非常に優れたビジネスモデルを持っている可能性が非常に高い。

大きな費用をかけずに高い利益をコンスタントに生み出せるのなら、無理な借金などもしなくて良いことになり、必然的にその他の財務指標も良くなる。

”わたしは10年から15年先の姿が予測可能だと思えるビジネスを探し求めている。たとえばチューイングガム。インターネットが如何に進歩しようと人々のガムの噛み方が変わるとは考えにくい。(ウォーレンバフェット)”

これからしばらくは毎日数社のペースでたくさんの財務諸表を読んでみようと思う。

*下記のMSNのサイトでは、5年間の財務指標が確認できるのでお勧めです。

http://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?symbol=JP:7203
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