今月になって、インドルピー、韓国ウォンの下落が著しく、再びアジア通貨危機が起こるのではないかとの懸念が一部のアナリストのあいだでひろがっています。
バーツは比較的強いですが、タイにおいても景気後退の波は深刻です。
外資系企業の撤退により失業率が上がっているのは日本と同じ。
さらに国内政局の混乱による昨年末の空港閉鎖劇の影響で輸出額が27%減。
これは1997年のアジア通貨危機当時の値を上回る急激な減少だそうです。
対照的に景気がいいのがアジア最貧国だったバングラディッシュ。
より安い人件費を求めて、世界中の繊維産業、H&Mなどの大手アパレル企業が中国から工場を移行しつつあるんですね。
低迷しているタイ株、ベトナム株を尻目に株価も右肩上がり。
マイクロクレジットといわれる小額な投資が貧困層に活力を与えています。
今までアジアの貧しい国を犠牲にして、日本やアメリカのような大国が懐を肥やしてきましたが、その歪な構造が今回の世界経済危機によって瓦解されつつあります。
バングラディッシュ人の平均年収が、日本の高校生の1ヶ月のお小遣い程度というのはやはり異常だと思います。
日本では格差社会が問題になってますが、グローバルな視点で世界経済を俯瞰してみれば、むしろ格差社会は是正されているのかもしれませんね。
1件のコメントがあります
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こんばんは!
繊維産業の生産拠点を、リスクを回避する狙いもあって中国から、他のアジアの国へ移行している話は聞いたことがありましたが、バングラディッシュへも移っていたのですね~♪
バングラディッシュといえば・・・
先進国から一方的に援助を受けている国というイメージがありましたが、これからは、自国の経済が発展していきそうですね!!
繊維産業の生産拠点を、リスクを回避する狙いもあって中国から、他のアジアの国へ移行している話は聞いたことがありましたが、バングラディッシュへも移っていたのですね~♪
バングラディッシュといえば・・・
先進国から一方的に援助を受けている国というイメージがありましたが、これからは、自国の経済が発展していきそうですね!!