元祖SHINSHINさんのブログ

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クエン酸の結石予防効果にまつわる話

あるガンに罹患している患者さんAと、
クエン酸の抗がん作用について話してみると、
担当医からクエン酸が処方されているという。

抗がん剤治療の悪液質対策として処方されている可能性が高いのだが、
そのクエン酸の投与量について、あまりにも少なく、
「あまり飲むと結石ができると医師が言っていた」
などと、Aさんが言うので驚いた。

書籍「クエン酸で医者いらず」によれば、
「クエン酸は結石を予防する」と説明されていたからだ。

そこで、成分がクエン酸である「ウラリット」という薬の添付文書を読んでみた。
するとなんと、

8.重要な基本的注意
8.2 リン酸カルシウムは、アルカリ側で不溶性となることが知られているので、結石防止のため過度の尿アルカリ化は避けるべきである。

と記載があった。

書籍と食い違って聞こえるので焦り、ネットで調査してみた。
すると、複数の泌尿器科医師による説明で、
「クエン酸は、他成分と自信が結合することにより、他成分とカルシウムの結合を妨げるため、多めの摂取は推奨される」
とあり、ひと安心した。

どうやら、添付文書の記述が、おかしいらしいのだ。
「クエン酸を除く方法で、尿をアルカリ化した場合には」と記述すれば、
よかったと思われる。
となると、重曹は単独だと結石を生じさせるリスクがあるということになる。

だからといって、クエン酸と重曹を一緒に飲むのはお勧めできない。
中和されてしまうから。
どうしても共に飲みたい場合は、時間を空けるしかない。

というわけで、Aさんには、クエン酸の増量を勧めた。
ハラベ・ブケイ医師によれば、
クエン酸に抗がん作用を求めるには、
粉末として1日10~15g必要だと。
水に溶かして小分けにして、ちょくちょく飲めと。

ハラベ・ブケイ医師は、その治療法が手探りであったころ、
1日50g飲ませようとして、患者から抵抗されたという。

書籍「クエン酸ががんを消す」には、
このハラベ・ブケイ医師の論文になっているいくつかの症例が紹介されており、膵臓ガンステージ4や、手術で取り切れなかった脳腫瘍が3ヶ月ほどで消えたという。

もちろん、そう論文になっていたとしても、
エビデンスに乏しいとして拒絶する医師もたくさんいるのだけれど、
有効だとする医師も同時に存在するのであった。

エビデンスに乏しくとも、たとえ定点観測だとしても、
メイ牛山の旦那さんが抹茶レモンで73歳の時に膵臓ガンステージ4を克服し、90歳以上まで生きたという実娘の記述もあったりするから、
やってみる価値があると思われる。

一方で、密かにクエン酸を飲んでいた武見太郎は、
なんと胃ガンで他界している。
彼の飲んでいたクエン酸量も回数も不明なので、なんとも評価しがたい。
ちゃんと必要量飲んでいたけど、クエン酸の効き目が胃では悪かったのかも知れないし、なんともいえない。

たしかに、クエン酸には、わからないことも多いのだけれども。











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