某漫画家?が、心臓疾患で死亡した。
実は、職業も名前も覚えていないのだが、その原因がずっと気になっていた。
このヒトは、糖質制限の第一次ブームを作った立役者だという。
ところで最近になって、久留米で開業している真島医師の記事を知りった。
今では、彼の死亡原因が推察できる。
この某漫画家は、糖質制限によって、糖質を制限すれば面白いように体重が減っていくので、強く興奮し取り憑かれてしまったのだろう。
「糖質さえ制限すれば、あとは何を食べても痩せるんだ!」
という、今思えば、短絡的な思いに駆られて。
体重が100kgを超えていた某漫画家は、
そのときにきっと、もともと心臓に動脈硬化のプラーク形成を生じており、
炭水化物抜きで、揚げ物、焼き肉、バタピーなど油系の食事が増えたと思われる。
その結果、動脈硬化のプラークが爆増し、心筋梗塞などを起こしたのではないかと推察される。
真島医師によれば、動脈硬化のプラーク形成に最悪なのが、
脂質の総摂取量。
どんなに体にイイとされる脂質でも、とりすぎるとあっという間に
動脈硬化プラークの厚みが倍増するのを、
15年以上観察して診てきたのだった。
同時に、糖質の摂りすぎでも同様の結果を生じるとわかり、
真島医師は考えた。
脂質を極力控え、糖質は摂取するが、同時に食物繊維を摂らせる。
特にところてん、やさいを食えと真島医師は主張する。
それと、塩分抜きの小魚。
そのように食事指導したところ(RAP食)、
動脈硬化のプラーク形成が最短2ヶ月で半減したのを目の当たりにしたからだった。
言い換えれば、バランスの良い食事(特に食物繊維)をしていれば、
冒頭の某漫画家も、心臓での動脈硬化が改善して、死ぬことはなかったと思われる。
さらにつっこめば、
バランスの良い食事を意識した上で、糖質と脂質の摂取量を減らせば、
体重減少が加速した可能性が高い。
しかも、動脈硬化のプラーク形成も改善して、より安全に。